ゼルダの伝説「ブレスオブザワイルド」は時のオカリナを超えたか。ゲーム史からの考察。

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任天堂から発売されたゲーム用ソフトゼルダの伝説ブレスオブザワイルドが3月3日に発売されて約3か月経ちました。よく比較される両者ですが、ブレスオブザワイルドが時のオカリナを超えることができたのか考察していきます。

よろしくお願いいたします。

※ネタバレ注意です、未プレイの方はご注意ください。

ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド とは

まずは概要です

主人公の剣士リンクと、ハイラル王国の女王ゼルダ姫、魔王ガノンの3人とを中心に、退魔の剣マスターソードが織りなす冒険活劇。

本作ブレスオブザワイルドの特徴としてはオープンワールドが採用されており、ゼルダ史上類を見ないまったく新しいゲームとなっている。

主人公リンク
今回はお馴染みの緑色ではなく、青色の服で冒険する。
ヒロインゼルダ姫
悲しい事に実際にゲームで会えるのはエンディングが始まってから

ゼルダの伝説は1986年に初代「ゼルダの伝説」が発売され宮本茂、中郷俊彦、近藤浩治、手塚卓志らほんのわずか数人の手により生まれました。

ブレスオブザワイルドはそのゼルダの伝説シリーズ最新作。

ゼルダの伝説生みの親 宮本茂(スーパーマリオの生みの親でもあります、凄すぎ・・・)

ブレスオブザワイルドのPV 再生時間約3分

時のオカリナは越えるものではない

まずこの記事の結論として時のオカリナは超えていないと思いました。いきなりの結論で突拍子もないと思われるかもしれませんがそれには理由があります。

というのも時のオカリナというゲームは「3Dアクションゲームのエポックメイキング」だからです。

ゼルダの伝説時のオカリナ

時のオカリナはもう20年前のゲームですがそれ以降発売されている3Dアクションゲームの基礎部分をすべてデザインしてしまった作品です。

時のオカリナがなぜ凄いと言われているのかは単純にゲームとして面白かったではなく、その後のゲームに影響を与え続ける要素を含んでいたことが凄いのです。(でなければ2017年のゲームと比較対象になるということがまず異常です。)

本当にゲーム史残ってしまったCM

そう考えるとブレスオブザワイルドは3Dアクションゲームです。

もし仮にブレスオブザワイルドが「ゼルダのあたりまえを見直す」として時のオカリナが開発し、今まで真似され続けたZ注目やカメラアクションなどのゲームとしての基礎を捨て、全く新しい3Dアクションの操作性を定義しそれが認められ、後に続くゲーム達がその定義に基づき時代のベーシックになったのであれば時のオカリナを超えたと言ってもいいと思います。

もちろん超えた超えないは個人の感想なので異論反論あるかと思いますが、ここでは「どちらがゲーム史に大きな影響を与えたか」で判断しています。そうなれば私は「時のオカリナ」のほうがより大きい影響を後世に与えていると感じました。

とは言ってもブレスオブザワイルドは3Dアクションとしてのエポックメイキングにはなれませんがオープンワールド(オープンエアー)のエポックメイキングには確実になったと思います。

オープンワールドのエポックメイキング

今後オープンワールドのゲームが出た際、必ずブレスオブザワイルドと比較されるでしょう。それくらい凄まじい出来のゲームでした。(一体何人でデバックしたのか)

プレイしていない方はぜひスイッチ本体と同時購入してみてほしいです。絶対に損はしないと思います。

クレジットの最後には「Satoru Iwata」の文字が

トレンドの推移

グラフが表示されない場合はお手数ですがページの更新をお願いいたします。

3月の発売日をピークに今だ高い推移を保っています。

というのもこのゲームはまだ大型DLCを今年にかけて実施する予定が発売前からアナウンスされていたこともあり、継続的にゲームを続けている人が多いようです。もちろん任天堂スイッチのローンチタイトル(本体の発売日と同じ日に発売されるソフトのこと)ということもあり本体を買ってゼルダを買うという流れが出来ていそうです。(本体は品薄で少し遅れて手に入れる方も多いかと思います)そういった経緯もあり、高い数値を維持しているのではないでしょうか。

新作が出るたびに時のオカリナと比較されてしまうゼルダですがそのたびにプレイヤーへ新しい遊びを提供してくれます。

今後のゼルダの新作に期待ですね。

以上です。

ありがとうございました。