【活用法】ChatGPTを使って株価予想はできるのか?

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こんにちは。最近、ChatGPTが話題になっていますが、みなさんは使用していますか?

「まだ使用したことがない」「ChatGPTに何を聞けば良いのか分からない」「ChatGPTを使っていたけど、使い方がわからないから使わなくなった」

そういった方に向けて、今回はChatGPTを使用して株価予想ができるのかどうか?検証してみましたので、その結果を紹介できたらと思います。

ChatGPTを使って株価予想はできない?

あるサイトでは、ChatGPTを使用して株価予想をしていましたが、直接「どこの株を購入すればよいか」と聞いても答えてはくれないようです。なぜなら、ChatGPTは最新の情報を持っていないからです。

参照:https://dime.jp/genre/1560532/

率直に、「ChatGPTさんはいつ頃までの情報を持っているのか」聞いてみたところ、以下のような回答が帰ってきました。

最新の情報を持ち合わせていない、つまり株価予想なんてできないんです。

株価予想はできないが、アドバイスはいただける

「株価予想ができないなら、株で大儲けするのにChatGPTは使えない」とお考えの方、まだその考えに至るのはまだ早いです。

株価予想はできませんが、株購入をするために必要な情報を得ることはできます。それが、評価指標です。
評価指標とは、株価投資を行うときの判断基準となる指標で、全部で6つの評価指標があります。例えば、株価の収益率を計算して、算出された数値が低いPERは、株価が企業の利益に対して割安であることを意味し、高いPERは株価が企業の利益に対して割高であることを意味します。(ただし、業種によって適切なPER数値が異なる)

評価指標名計算方法
PER(株価収益率)株価 ÷ 1株あたりの利益
PBR(株価純資産倍率)株価÷1株あたりの純資産
EPS(1株あたりの利益)純利益 ÷ 発行済み株式数
BPS(1株あたりの帳簿価値)純資産 ÷ 発行済み株式数
配当利回り1株あたりの配当金÷株価✕100
1株あたりの配当金配当金の総額 ÷ 発行済み株式数

上記の評価指標情報があれば、ChatGPTにどの株を購入すれば良いか、アドバイスを貰うことができるのです。評価指標は、自分で計算しなくても、ネット証券のサイトでは「予想評価指標」として、銘柄別に評価指標を計算してくれています。

私が、普段利用しているSBI証券では、上記の評価指標を銘柄別に閲覧することができますが、ネット証券のサイトによっては評価指標が記載されていない場合や、記載されている評価指標が少なかったりするかもしれません。

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ChatGPTに株購入のアドバイスをもらう前に知ってほしいこと

この方法を使用して貰う前に、いくつか知ってほしいことがあります。それは、この方法が確立された方法ではないということです。

そのため、必ずしも有効な株を購入することができる方法ではないことをご承知おきください。当ブログでは、株購入によって発生した損失は責任を負いません。以下の方法を使用するかしないかは、自己判断でお願いします。

ChatGPT-4を使用する

まず、前提としてこの方法はGPT-3やGPT-3.5ではなく、GPT-4を使用しないと使用することができない方法です。どうしても、以下の方法でChatGPTに株購入のアドバイスをもらうためには、月額20ドルを支払ってGPT-4を使用できるようにしてください。

ChatGPTを使用して株購入のアドバイスをもらう方法

さて、前置きが長くなってしまいましたが、本題に入ります。

購入したい銘柄の評価指標を調べる

まずはじめに事前準備として、購入したい銘柄の評価指標をいくつかピックアップしておきます。評価指標は、業界によって適切な数値が異なるため、できれば同じ業界の銘柄を3社ほどピックアップすると良いと思います。今回は、例として製造業3社の評価指標をピックアップしました。銘柄名は、A社B社C社としておきます。

銘柄名PEREPSPBRBPS利回り1株配当金
A社9.8887.30.631368.673.7132
B社3.98727.60.674293.986.21180
C社13.361270.30.8919101.990.82140
※利回り→配当利回り 1株配当金→1株あたりの配当金を表します

ChatGPTには投資家になりきってもらう

つぎに、ChatGPTへ3社の評価指標情報をなげます。ただし、ChatGPTへの聞き方が大事です。ここでは、ChatGPTさんには「投資家」になりきってもらいます。

聞き方はこうです。

あなたは投資家です。下記の情報を元に、どの株へ投資するのか教えてください。

なんだか、洗脳術をかけているようですが、これで良いのです。上記の文面の下に、投資をしたいと考えている銘柄の評価指標を、つらつらと書き込んでください。今回の例をもとに書き込むとこうなります。

あなたは投資家です。下記の情報を元に、どの株へ投資するのか教えてください。
①A株
PER:9.88
EPS:87.3
PBR:0.63
BPS:1368.67
配当利回り:3.71
1株配当:32

②B株
PER:3.98
EPS:727.6
PBR:0.67
BPS:4293.98
配当利回り:6.21
1株配当:180

③C株
PER:13.36
EPS:1270.3
PBR:0.89
BPS:19101.99
配当利回り:0.82
1株配当:140

そうすると、ChatGPTは投資家として、どこの銘柄に投資をするかを考えて教えてくれます。以下は、ChatGPTから帰ってきた回答です。

全文は以下のようです。

各銘柄の指標を比較した結果、以下のようになります。

①A株
PER:9.88
EPS:87.3
PBR:0.63
BPS:1368.67
配当利回り:3.71
1株配当:32

②B株
PER:3.98
EPS:727.6
PBR:0.67
BPS:4293.98
配当利回り:6.21
1株配当:180

③C株
PER:13.36
EPS:1270.3
PBR:0.89
BPS:19101.99
配当利回り:0.82
1株配当:140

指標の解釈:

  • PER(株価収益率):株価を利益で割った数値であり、株価が割安か割高かを示します。低い方が割安。
  • EPS(1株当たり利益):企業の利益を発行済み株式数で割った数値であり、高い方が収益性が高い。
  • PBR(株価純資産倍率):株価を純資産で割った数値であり、低い方が割安。
  • BPS(1株当たり純資産):企業の純資産を発行済み株式数で割った数値であり、高い方が財務が安定している。
  • 配当利回り:配当金を株価で割った数値であり、高い方が配当が豊富。

これらの指標を比較すると、B株が最も魅力的な投資先であると言えます。その理由は、PERが最も低く、割安であること、EPSが高く、収益性が高いこと、また、配当利回りが最も高く、配当が豊富であることが挙げられます。ただし、投資判断をする際には、これらの指標だけでなく、業界動向や企業の財務状況、経営陣の信頼性など、さまざまな要素を検討することが重要です。

聞き方次第でChatGPTは答えてくれる

いかがでしょうか。

このように、聞き方次第でChatGPTは答えてくれるのです。今回は投資家になりきってもらいましたが、ほかにもファイナンシャルプランナーになりきったり、経済評論家になりきったりすることも可能です。

この方法を使用すれば、株購入のアドバイスをもらうだけではなく、ほかにもいろいろなことがChatGPTから聞き出せるかもしれません。ご興味がありましたら、みなさんもやってみてください。

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本日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。