ワイモバイルでPixel3aは使えます&購入2週間後の所感とレビュー
グーグルは2019年5月17日に、「Google Pixel3a」の発売をしました。5月初旬に発売を発表してからその月に発売されるというスピードリリースです。
値段は「Google Pixel3a」が48600円。「Google Pixel3a XL」が60000円となっています。カラーは黒(Just Black)、紫(Purple-ish)、白(Clearly White)の3色となっています。
Googleストアにて購入可能となっています。
先行して発売されたGoogle Pixel3の廉価版ですが、即決で買うのを決めました。
私はiphoneSEを3年使ってきました。その前がiphone5を2年使っていたので、結構長い間、あの4インチの大きさに魅せられていたようです。
iphoneSEを使っている人でなくても、あの4インチの大きさがちょうどいいと言っている人は結構多いように思います。
しかしGoogle Pixel3の大きさには好感が持てました。
他のスマートフォンと比べてシンプルで、少し小さく、軽いところになんとなく、iphoneSEと同じようなものを感じました。
iphoneSEは非常に美しい機器ですが、バッテリーの減りが最近速いのと、Androidも使ってみたくなったため手頃なスマホを探していました。
結果Pixel3aは非常に満足度の高いものに感じています。
とはいえYmobileではキャリアからPixel3が出ていることはなく、使用する場合はSIMフリー版を購入する必要があります。
その手順ですが、せっかくなので備忘として残しておこうと思います。
ワイモバイルでGoogle Pixel3aを使う
【注意】Y!mobileでPixel3aを使用するためには自分でPixel3aのSimフリー版を購入する必要があります。購入するのも近所の家電量販店ではなく、Googleから直接Pixel3aを買ってください。
リード文でも紹介しましたが、購入はこちら。
https://store.google.com/jp/config/pixel_3a
ドコモやソフトバンクといった大手キャリアの場合はキャリアから端末が直接販売されているので、安心してPixel3aを購入できます。しかしワイモバイルなどの格安スマホという場合、キャリアから端末が販売されるわけではなりません。
なのでワイモバイルでGoogle Pixel3aを使うことができるのかどうか疑問に思っている人が多いと思います。
そこは安心してください。ワイモバイルでもGooglePixel3系を使用することができます。
私自身色々調べていても情報がなかったため、Pixel3を使えるようになるまでの手順を解説していきます。
SIMフリーのGoogle Pixel3aを購入する
まず結論からですが、Googleストアで買えるpixel3はすべてSIMフリーです。
改めてSIMフリー版とは書いていないので、心配になってしまう人もいるかもしれません。
購入までの手順は基本的に画面の指示にしたがっていけばオッケーです。
注意点としては、Pixel3aはピクセルスタンドを使用することが出来ません!
https://partnerdash.google.com/apps/simulator/#switch-from-an-iphone-to-a-pixel?l=ja
ちなみにヘルプは上記が一番わかりやすかったです。
ピクセルスタンドとは置くだけでスマホを充電することができるスタンドです。
Pixel3では対応していますが、Pixel3aには対応していないので注意してください。
Google Pixel3a開封の様子
購入後は1週間以内には指定の住所に届くと思います。
私の場合、発送が少し遅れたため、約2週間後手元に届きました。
届いたピクセル3aはパッケージが非常に美しいです。
今までどうしてもiPhone以外のスマホに美しさを感じることがなかったのですが、appleもスマホの大型化に伴いデザインが他社と比較してそれほど差がないようになってしまっているように思います。
そんな中ピクセル3aは非常にコンパクトで機能美が集約された良デザインです。
箱を開けると背面のピクセル3aとご対面。
カラーは白色を選びました。非常に美しい仕上がりに見えます。
持ち上げてみるとやはり軽く、コンパクトです。
昨今のスマホ巨大化の流れとはいえ、よくこの大きさに収めてくれたと感謝したい気分にさせてくれます。
入っている内容物一覧です。
コンパクトな箱ながら、結構な量のないようになっていました。
とくにコンセントに指す変換器はかなり大きいものになっています。
iPhoneとPixel3aの比較画像
iphoneSEとiphone7とGoogle Pixel3の大きさを比較した画像です。
左からiphoneSE、iPhone7、Pixel3です。
こう見るとiphoneSEはかなり小さいですね。逆にPixel3aの大きく見えますが、軽いのが特徴です。持って比べてみてもiphoneSEとそれほど重さは変わらないように感じます。
こちらは重ねてみた大きさ比較の画像です。
こうしてみると横の大きさは伸びておらず、縦に伸びているのがよくわかりますね。
最後にiphoneSEとiphone7とPixel3aの厚さの比較です。
厚さはSEのころから変化が内容に見えます。寧ろ薄くなっているでしょうか。
個人的にはiphoneSEのように少し角ばった形状が好きです。
iphone7以降の丸い角はあまり好きではありません。
Google Pixel3aを起動する
開封してデザインや大きさを堪能したので、さっそく起動して、使ってまいります。
電源ボタン(右側面上)を長押しをすると起動します。
起動をすると画像のようにGoogleのGの文字が動き出しました。
非常になめらかにアニメーションが動いてくれています。
一通りアニメーションが流れた後、基本設定に移行します。
言語を日本語に設定して次に進みます。
SIMカード挿入の案内がされました。Pixel3のSIMカード挿入口は左側面にあります。SIMカードの挿入口を出すためのピンも付属しているので、それを使って開閉します。ピンを使って押し出す時、iPhoneの時はかなり力が必要でしたが、pixelは少し力をいれるだけで、SIMカードを取り出すことができます。
iPhoneSEからGoogle Pixel3aにデータのコピー(移行)をおこなう
ネットワークなどの一通りの設定を終えたら、データ移行の画面にうつります。
データの移行ですが、結果から述べると、とても簡単におこなうことができました。
やったことはiphoneのライトニングケーブルに付属の変換器を装着してPixelに繋げるだけ!
非常に良心的な仕様となっています。
データの移行は様々なケーブルでもおこなえるということが画像からもわかります。
データの移行はiphone以外でも方法はおなじのようです。
付属されていたライトニングケーブルからの変換器です。完全にiphoneユーザーを狙い撃ちしたかのような仕様ですね笑。
そういえばPixelの海外のCMでもiphoneユーザーをターゲットとするようなものになっており、一部で話題になっていました。看板もiphoneの看板のすぐ近くにPixelの看板を設定するなどしていたようですね。
かなりiphoneユーザーを意識した作りになっているようです。
今まで使っていたライトニングケーブルに変換機を取り付けた時の画像です。
これをiphoneとpixelにそれぞれ繋げます。
実際にケーブルを指してみた画像です。
iphoneにケーブルを指すと、ログインが求められ、アクセスの許可を求められます。
ケーブル挿入後は自動的にデータ移行が開始されました。
時間は5分から10分ほどで完了しました。もっと時間がかかると思いましたが、かなり短い時間でデータ移行できることがわかります。
無事に初期設定が終了しました
データ移行が終わった後は、ケーブルを抜くように指示されます。
抜いた後はPixel3aが無事起動されました。
お疲れ様です。
起動から設定、データ移行までの所要時間は20分ほどだったと思います。
とにかくわかりやすい説明で、ほとんどの説明を文字ではなくアニメーションでおこなってくれています。
これはユーザーとしてはとてもわかりやすく、助かりました。
それからデータ移行が簡単で驚きました。
起動されたpixelの中身を見てみると確かにiphoneにインストールしていたアプリが入っています。
アプリの中身までは引き継がれていません。移行にはアプリそれぞれのやり方があるので、実際にアプリを起動して、引き継ぎをおこなっていく必要があります。
とはいえ、無事設定が終わり、pixel3aを使えるようになってよかったです。
データ移行後はアプリにログインしていく作業をおこなう
データが移行されたとはいえ、各アプリのログイン情報までは引き継がれていません。
なのでアプリを起動していき、ログインしていきました。
最初のほうにおこなったアプリは以下のとおりです。
- LINE
- Slack
- Messenger
- Gmail
- WordPress
- Adsense
- Analytics
- Youtube
- Amazon
- Evernote
- TimeTree
この他にも入れているアプリはあったのですが、購入から2週間たった今でもログインしていないので、消してもいいのかもと思っています。
やはり引き継ぎで最も注意が必要だったのはLINEですね。
必ずLINE側でメールアドレスの設定をしておかないといけなくて、引き継ぎ後も場合によっては取り返しのつかないことになる場合があります。
もしもPixel3aを買おうと思っている人は必ずLINEの引き継ぎの仕方を確認してください。
SIMを指しているのにネットにつながらない問題。原因はSIMカード。
アプリの設定も終わり、外出して写真を撮りに行こうと思った矢先、外ではネットにつながらないという問題に直面してしました。
色々情報を集めてみたところ、原因はSIMカードの種類にあることが判明いたしました。
もしもこれを読んでくれてる人の中でワイモバイルでGoogle Pixel3aを使おうとしている人がいましたら参考にしてみてください。
ワイモバイルのSIM「n141」はPixel3aでは使えない
私の場合、ワイモバイルにドコモから乗り換えましたが、その際にiphoneSEを購入していました。
今回Google Pixel3aを使用するにあたり、まさにここが通信を繋げることのできない原因だったわけです。
事実、ワイモバイルの店頭に行ってn141からSIMカードを変えてもらうと、無事通信に成功することができました。
非正規の方法ですが、n141を使ってもインターネット接続をする方法もあるようです。ググると詳細がでてきますので、気になる人は調べてみてください。
しかし、この方法はおすすめしません。あくまで非公式ですし、何か問題が起きたときも自己責任になってしまいます。
このn141のSIMカードですが、かなり特殊なSIMで、Y!mobileかつiPhone専用のSIMカードとなっています。
他のSIMフリースマホに挿しても通話しか出来ません。
それを知らなかったので一時はかなり焦りました。
ワイモバイルのお店に直接行って、3000円払ってSIMカードを交換してもらいました。
交換するのは凄く早く終わるので、安心してください。
交換してもらうまでの待ち時間は5分くらいでした。そのうち2分くらいは規約を読んだりサインしたりということをしていました。
Pixel3aの写真の性能について
おそらく多くの人が気になるであろう写真の性能について書いておきます。
まず私の場合、画質を比較する際にまず赤色の発色を見ます。
実は人間の視覚は赤色の変化に敏感にできています。
例えば男性の場合、女性の口紅の販売店で数多くの口紅が売っているのを見たことがあるでしょう。実際に口紅を塗って見てせてもらっても何が違うのかわからないといった経験をしたことはないでしょうか。
実は女性は男性よりも赤色の種類を見分ける能力に長けています。
人は赤色のオプシン、青色のオプシン、緑色のオプシンをレセプター(運び屋)として持っていますが、女性の場合、赤色オプシン遺伝子に加えてオレンジ色を吸収するアラニンを持っています。アラニンという赤色のオプション遺伝子はX染色体にあるので、XX染色体である女性が赤+オレンジで世界を色覚することができる可能性が高いということです。
少し脱線してしまいましたが、赤は発色を比較するのに適していると言えます。手元にあるPixel3aとiphone7で同じ写真を撮り比べてみました。
こうしてみると赤の発色という意味ではあまり差は見られませんでした。
色という面では競合他社も力をいれているということでしょう。
次はもう少し水っぽいものを撮影して比較してみます。
これはたまたま食べた湯葉ですが、これでPixel3aのカメラ機能の高さがよくわかりました。
まずPixel3は液体の撮影に非常に向いています。
これはおそらくカメラがしっかりと光をキャッチする作りになっているからでしょう。
湯葉の下に溜まった水分や、表面の反射している部分を見ると、その性能がよくわかります。
Pixelで撮影されたものは照明から発せられた微かな光をしっかり映しています。
夜景モードの実力は暗いところを撮って初めて分かる
Pixel3aの夜景モードで撮った神社の写真です。
写真からはわかりにくいですが、ここはほとんど明かりがなく、人の目から見るとちょっと灯籠の明かりが見えるくらいでした。
しかし夜景モードにすることで、ここまで綺麗に被写体を映し出すことが可能でした。特に木々の新緑が美しく捉えられているのが本当に凄いと思います。
ちなみに夜景モードで夜の町並みも撮ってみました。
こちらですが、この後夜景モードをOFFにして撮影しても画質に変化はありませんでした。少し残念です。可能であれば、夜の街も綺麗に撮れるようなモードがあった欲しかったです・・・。
なので夜景モードは暗闇を映してこそその性能がよくわかると思います!
Pixel3aのケースは手帳型にしないほうが良い気がする
まず前提としてGoogle Pixel3シリーズは非常に美しいです。形状も、背面の2段で材質が違うデザインも美しい仕上がりになっています。
大きさも小さくて、軽いことに好感がもてます。
しかしこの絶妙なデザインの端末も、ケースに入れれば他のスマホのデザインと何ら変わらなってしまいます。
私自身、最初はそのようなことを考えず手帳型のスマホケースを購入いたしました。
しかし使い始めるとやはりしっくり来ません。
1週間ほどケースをつけて生活してみましたが、ふとケースを外してみるとその軽さと大きさ、デザインの良さが改めてわかりました。
なのでもしPixel3シリーズを買い、ケースを何にしようか悩まれている方がいましたら、私は「バンパー型」のスマホケースをおすすめします。
バンパー型は衝撃や傷に弱いというデメリットがあります。
しかし、それ以上にPixel3のシンプルさがより引き立つと思っています。
手帳型は、スマホを360度保護できる。カードを収納できることや鏡がついていたりと人気です。
定期券などいれている人も多いことでしょう。デザインとの利害の兼ね合いが非常に悩ましい部分ではあります。
そこで私の場合は手帳型もバンパー型もシンプル型も購入して、気分で変えるようにしています。
Pixel3aを1ヶ月使ってみて感じた良い点、悪い点
悪い点
顔認証がなく、指紋認証しかできない
iPhoneSEを使っている時は画面を顔に向けるだけで、ログインはできませんでしたが、スリープから立ち上がっていました。なので本体を持ち上げるだけで少なくとも時間や新着情報は確認することができました。
何気なく使っていた機能でしたが、これはもの凄く便利なものなんだと思い知らされました。
というものGoogle Pixel3aには傾き認識機能がありません。
なのでPixel3aで時間を確認したいと思った場合、電源ボタンを押すか、背面にある指紋部分を触る動作が必要でした。
1週間で慣れますが、ジャイロセンサーによるスリープ解除がないのは少し残念な点の一つです。
ピクセルスタンドが使えない
Google Pixel3用に充電用のピクセルスタンドが売られています。
これを使えば線を繋げる事なく、スタンドに置くだけで充電が可能になります。
非常に魅力的なガジェットの一つですが、Pixel3aでは使うことが出来ません。
なのでもしスタンドを使いたい場合はPixel3を選択してください。
良かった点
カメラの画質が素晴らしい&Googleレンズの精度が高い
カメラについては前述したとおり素晴らしい性能を見せてくれています。
夜景モードもそうですが、液体を撮影した時に光のせせらぎを確実に捕らえてくれます。
なので光を集める能力が優れている印象ですね。
それに加えてGoogleレンズが面白いです。
カメラを起動してからその他を選び、「レンズ」を選択するとGoogleレンズを使用することができます。
画像のように手持ちのヘッドホンの写真を撮ると類似のヘッドホンを紹介してくれたりします。
結果画面からは直接アマゾンに飛べるので、そのまま買ったりすることができます。
商品検索の他にも、翻訳が気にっています。
こちらは撮影というよりもカメラを向けるだけで翻訳をしてくれます。
下に翻訳文がでてくるのではなく、画面の日本語に上書きするように映し出してくれるところに未来を感じますね。(この翻訳自体は数年前からアプリである)
おおむね満足感の高いスマートフォン
長々となりましたが、Google Pixel3aのレビューでした。
iphoneSE難民という言葉があるようです。初めて聞いたときは笑ってしまいましたが、それだけスマートフォンのデザインにこだわりを持つ人がいるということでしょう。
そういった本体のデザイン性にこだわりがある方であれば、このピクセル3aは非常におすすめできるスマホだと思います。
中盤でも書きましたが、やはり手形型のケースよりも、シリコンのケースでスマホ自体のデザインを魅せるケースが良いと思います。
以上です。
ありがとうございます。