【検証】phpをバージョンアップさせるとページスピードは向上するのか?
WordPressのバージョンをアップさせたのですが、サイトヘルスを見ると、使用しているphpのバージョンが古いという警告文が出るようになりました。
phpのバージョンが古いことでサイト運営上、致命的な問題が発生するかというとそういうわけではなかったので、古いままのphpを使い続けてもいいかなと思ったのですが、ドキュメントを読んでいると気になる文章が目に飛び込んできました。
PHPの最新バージョンを使うことでページスピードが向上するらしいです。
- Web サイトがより速くなります。PHP の最新バージョンは以前のバージョンよりも効率的に動作します。最新の対応バージョン (現在は7.4) にアップグレードすると、以前のバージョンに比べてパフォーマンスが最大で3倍〜4倍向上します。
引用元:PHP バージョンの更新(https://ja.wordpress.org/support/update-php/)
ページスピードはGoogleのSEO対策としても有効なのは有名な話です。
スマートフォンが主流の時代なので、貧弱な回線が使われていても快適にネットサーフィンできるようにというGoogle側の意図が強いと思われます。
このことはWordpressの公式ページにもしっかりと記載されていました。
WordPressの公式サイトによるとパフォーマンスが3倍〜4倍も向上する!?らしいです。
これは試さざるを得ない・・・ということで実際にアップデートしてみた結果を残しておこうと思います。
結果⇨ページスピードは変わらない
結論から述べると、「PHP 7.0.33」から「PHP 7.4.25」にバージョンアップさせても、ページスピードは向上することはありませんでした。
少なくとも目に見えて速くなったということはありません。
ページスピードはGoogleが提供しているPageSpeed Insights(https://pagespeed.web.dev/)で計測しました。
アップデート前の数値をスクショで残していなかったのですが、アップデート前の点数は50点で、アップデート後は点数は全く変わっていませんでした。
試しにトップページだけではなく、記事ページの点数も測ってみたのですが、こちらも大きな変化は見られませんでした。
なぜページスピードが変わらなかったのか
PHPのバージョンを上げてもページスピードは上がりません。
なぜページスピードが変わらなかったのか、ですがこれは私のサイトがPHPで複雑な処理をほとんどしていなかったからではないかと考察しています。
プラグインを大量に入れているわけでもなく、軽量なテーマを使っているのでブログとして最低限の機能しか使えていません。
公式サイトの言う「パフォーマンスが3倍〜4倍変わる」というのはもっとPHPで処理が複雑化されているサイトでの計測結果なのかなと思いました。
期待していたほどの結果が現れず残念でしたが、以上です。