プラチナプロシオン万年筆をレビュー!数千円で圧倒的な書き心地を体感できる高コスパ万年筆!
万年筆に興味を持ち始めたものの、ビビって数千円台のものしか買えていないです。
そんな数千円台万年筆ユーザーの私でも、書いた瞬間に、「あ、気持ちいい」と思えた万年筆「プラチナプロシオン万年筆」をレビューしたいと思います。
長年の万年筆ユーザーには一度触ってもらいたいと思いましたし、ちょっと万年筆に興味があるけど実際に買うとなると何を買えばいいのかわからない・・・、という初心者さんにもおすすめの高コスパ商品だと思いました。
プラチナプロシオン万年筆をレビュー
デザイン:★★★★☆
高級感:★★★☆☆
書き心地:★★★★★
重量:★★★☆☆
プロシオン万年筆について
プラチナのプロシオン万年筆の値段は約5千円です。
細字で、カラーは「パーシモンオレンジ」を購入しました。オレンジ色がカジュアルな感じで気に入っています。
私が買った時は割引が適用されていて、3500円で買うことができました!
万年筆というジャンルの商品の中ではかなり安い部類になると思います。
万年筆は使えば使うだけ魅力が増しますが、今回は購入してから1週間ほどのレビューです。
まだまだ使い込みは甘いですが、このタイミングでレビューを書いていきます。
このプロシオンですが、私にとって3本目の万年筆です。
買ってきたものはどれも1万円以下の万年筆なので、数万円の高級万年筆と今回のプロシオンを比較することはできませんが、よろしくお願いいたします。
プロシオンを購入しようと思った理由
私自身が万年筆初心者のため、感じる部分ではありますが、万年筆は決して安い買い物ではありません。
書くという目的を達成したければ、百円のボールペンで十分です。
百円のペンで書かれようが、100万円のペンで書かれようが、書かれた文字が同じであれば、内容は変わりませんし、伝わりかたも同じです。
それでもわざわざ高い万年筆を買う理由はなんでしょうか?
やはり私の場合は万年筆に「書き心地」を期待しているのだと思います。
普通のペンでは味わえないような、深みのある書き心地を知りたいと思い、最初万年筆を購入したと思います。
つまり、「安い×書き心地がいい」という万年筆はコスパがいいと考えます。
この公式で考えると、プロシオンはかなりコスパが良い商品と思います。
プロシオンの機能性・特徴
- 【 スリップシール機構搭載】ペン先を完全気密しインクをフレッシュに保つ独自機構
- 【新機能】新設計ペン芯搭載により残量の少ないインク瓶からも吸引しやすい
- 【ペン先】五角絞りペン先を採用しステンレス製でも金ペンのような書き心地を実現
- 【方式】カートリッジ・コンバーター両用 / 【付属】カートリッジ (コンバーター別売)
- 【サイズ】長139.7mm×径14.4mm 重量24g 【材質】アルミニウム胴、ステンレスペン先
カラーの取り揃え
- パーシモンオレンジ
- ポーセリンホワイト
- ディープシー
- ターコイズブルー
- シトロンイエロー
付属品
カートリッジ
コンバーターは別売
取扱説明書
プロシオン1本
スリップシール機構
プロシオンのキャップは回転させて、開け閉めします。従来のものであれば、カチッと押し込んでペン先を密閉させるものが主流ですが、このプロシオンでは回転させるキャップでありながら、高い機密性を実現できているようです。正直すごさがわかりませんが、常にフレッシュなインクを使えるようになったという認識をしています!あとは回転式のキャップなので、落としてもキャップが壊れるということはなさそうです。耐久性も高まったということでしょうか。
新設計のペン芯
プロシオンのペン芯は新設計のようです。この設計になることで、コンバーターでインク吸引する際に吸入しやすくなったようでした。私は付属のカートリッジ式のものがまだ残っているので、コンバーターを使用はしていませんが、使っているものが空になったら、コンバーターに乗り換えようと考えています。
五角絞りのペン先
プロシオンを開発しているプラチナは日本で初めて5角絞りのペン先を発売したようです。プロシオンもそのノウハウを生かして、5角絞りペン先が採用されています。
今まで買ってきた万年筆は全てペン先が丸だったのですが、5角はかなり高級感を感じさせてくれます。
外箱は高級感を感じさせる仕様
3500円で買ったので、正直にいうと外箱などは期待していなかったのですが、届いた時箱をみて驚きました。
かなりしっかりとした作りになっており、メーカーのこだわりと自信が感じられます。
安いのに、とにかく書き心地がいい!
万年筆は本当にピンキリです。
安いものなら数千円、高いものなら数万円という世界ですね。
すごくぶっちゃけてしまうと、大切なのは値段ではなく、「自分に合うか」という点だと思います。
これはヘッドホンや、キーボードなどにも言えると思いますが、高ければ良いというものではないというのが私の万年筆に対する持論です。
要はその文具を愛せるかどうかですね。万年筆であれば、持ったときの感触や、重さ、それから書き心地、デザインなどが要因になるかと思います。
その点、このプロシオンは十分ユーザーのニーズを満たしてくれるものだと思います。
実際に書いてみないとわからないとは思いますが、少なくとも私は書き心地の点に関してかなり満足しています。
ステンレスを使ったペン先ですが、これは好みも関係してくると思います。
ただ、アマゾンのレビューや、公式の商品紹介ページでも強く推されている点でもあり、書きやすいという天においては、同じ印象を受けている人が多いのだと思います。
値段も手頃な価格であり、万年筆デビューするのはもちろん、すでに万年筆を使い続けているユーザーにも使ってもらいたいと思えました。
ちなみに付属されているカートリッジは青字
PLATINUM 万年筆新ブランド「PROCYON」とは
PLATINUM(プラチナ)萬年筆は1919年に創業され、ちょうど100年を迎える、国内の老舗万年筆メーカーです。
万年筆というと国内だとパイロットなどが出てくると思います。
世界となると、モンブラン、パーカー、ダンヒル、カランダッシュと言った高級万年筆ブランドが目につきますね。
そう言った万年筆ブランドを100年支えてきたプラチナが、新ブランドを立ち上げました。
それが今回紹介する「PROCYON(プロシオン)」です。
2019年第28回日本文具大賞機能部門グランプリを獲得しており、その機能性の高さが高く評価されているようでした。
大きな賞を取られているということで、一部こちらでも紹介させていただきます。
プロシオンが評価された機能性について
プロシオンがグランプリを獲得した日本文具大賞のコメントをみてみます。
「ステンレス素材とアルミニウム素材で性能を満足させた万年筆が登場し、インクの詰め替えは企業独自の技術「スリップシール機構」で成し遂げられている。筆記具では性能を1段と向上させ、吸入や重量バランスもとてもよく仕上がっている。」
「シンプルなのに、基本性能を追求し、それをリーズナブルな価格で価格で提供する姿勢が高評価」
「半世紀も前に日本初の五角絞りの金ペン万年筆を生み出したメーカーがさらに万年筆の進化に努力した自信作だと思います。」
「デジタル時代にフィジカルな体験が再び注目されるなか、ライトユーザーにも万年筆の書く楽しさを改めて届けたいという思いがひしひしと伝わってきた」
「万年筆は若いユーザー層にも広がり、売り上げも伸びています。万年筆市場を刺激し、より拡大させる新しい機能を評価しました」
https://www.isot.jp/ja-jp/award/winning-products.html
万年筆市場は成長しているようで、若年層にもユーザーが増えているようです。
ネットが成長しているこの時代に、アナログな字を書く機会は減っているかもしれませんが、字を気持ちよく書くということは楽しいことを再認識させてくれました。
日常にささやかな変化が欲しいと思っている方は、万年筆を買って、字を書く機会を増やしてみてはいかがでしょうか?
以上です。
読んでいただき、ありがとうございます。