Webマーケターへの転職で面接時に聞かれることは?解答例と合わせて紹介
webマーケターへ転職を考えている人は面接時何を聞かれるのか気になりますよね。
そこで今回は現役のWebマーケター目線で面接時何を重視しているのかを書いていこうと思います。
これからWebマーケティング業界へ飛び込もうとしている人は参考にしてみてください。
そもそもWebマーケティングが実現したいこととは?
そもそもWebマーケティングが実現したいこととはなんでしょうか?
それがわかれば面接で重視されることも自ずと見えてくるでしょう。
まず結論ですが、Webマーケティングが実現したいことは「会社の売り上げを上げること」です。
例えば売り上げを上げるためには、SEOの順位を改善してインプレッション、クリック数を改善して、LPOやEFOをおこないCVRを高めるというのが一般的な業務の一つです。
売り上げ(成果)=インプレッション(表示回数)×クリック率×コンバージョン率(成約率)×継続率
Webマーケティングにとっての成果は簡単に表すと上記の式になります。
マーケターは会社からこれらの数値を改善することをミッションとされます。
数式を簡単い説名すると
インプレッション=どれだけの人に見てもらったか、リーチできたかの数字
クリック率=見てもらった人のうちどれだけの人が興味を持ってクリックしてくれたか
コンバージョン率=クリックしてくれた人の中で実際に商品購入に至った人の比率
継続率=商品購入後、継続して課金してくれる人の比率
こうした理由からWebマーケティングを志す場合はお金を稼ぐ力が求められるということです。
面接で重視されるのは会社の売り上げを上げられるかどうか
ここまで考えられれば自ずと答えは見えてくるのでないでしょうか?
面接なので多少人物評価や会社に適しているかの評価も入ります。
しかしWebマーケターが面接で重視されるのは「この人物は会社の売り上げを上げてくれる人物かどうか」です。
大企業ならともかく、まだ規模の小さい中小企業であれば多少人格に問題があっても能力重視で採用がされるかもしれません。
実際、入社後のWebマーケターとしての評価はすべて数字で評価されます。
予算比で105%達成したとかそういうことですね、
こういった理由から会社に利益をもたらすことができるかどうかが大切になってきます。
面接官は応募者の言っていることが本当か常に疑っている(くらいに思ったほうがいい)
会社としてWebマーケターに求めていることは「会社の売り上げを伸ばしてくれかどうかだ」ということを説明しました。
では面接官が面接時に心配していることはなんでしょうか。
それは「嘘をつかれること」です。
前述したとおり、Webマーケターとして重要なのはお金を稼ぐ能力があるかないかです。
しかし1回や2回の面接でその能力があるかないかを確実に判断することは難しいと言わざるを得ません。
例えば「webサイトを2つ運営しています」とか、「アフィリエイトでいくら稼いでいます」など嘘をつこうと思えばいくらでも言えますよね。
Webマーケターの傾向として中途入社応募者は話を盛る傾向にある気がします・・・。
あとは「さも自分がおこなったかのような実績の話」が一番見破りづらいです。
要するに人の手柄を別の場所では自分でおこなったかのように話をしてくることですね。
気持ちはわからなくもないですが、ない能力をあるかのうように話して入社した場合は長続きしせず、またすぐに転職してしまう人が多いような気がします。
こういった理由から面接官は「この人は本当に能力が高い人かどうか」を見破ろうとしています。
Webマーケターへの転職で面接時に聞かれることは?
前置きが長くなってしまいましたが本題です。
Webマーケターが転職の際面接で聞かれることは以下の通りです。
- 過去の実績、または稼ぐために実際に行動してみたこと
- 仕事をする上で一番大切にしていること、または大切にしたいこと
- 問題が起きた時にどうやって解決をするか、その思考方法
- ほかの人と比べてこれは負けないといえるスキルがあるかどうか
- この会社でやりたいこと、やってみたいこと
各項目について詳しく説明していきます。
過去の実績、または稼ぐために実際に行動してみたこと
Webマーケターの面接では実績や行動してみたことをが面接では重視されます。
- 「前職でご自分がやった一番大きな仕事はなんですか?」
- 「副業はやっていますか?稼ぐためにおこなっていることはありますか?」
- 「手元に1000万円あったとして、あなただったら何に使いますか?」
稼ぐためのノウハウを聞き出そうとか、副業をやっているかどうかは本質的には聞きたいことではありません。
要は「過去の実績があるのかどうか、それを説明できる能力があるかどうか」を見ています。
Webマーケターであれば、ここはスムーズに話ができるはずです。
「そんな大きな実績持ってない・・・」と思われるかもしれませんが、安心してください。
そんなめちゃくちゃ大きな実績でなければいけないことはありません。
些細なことでもいいんです。
例えばSEOの順位を上げるためにおこなったこととか、CVRが改善できた話とか、そんなレベルで大丈夫です。
むしろ話を盛ってスケールの大きな話になると面接官としても興味がわくのでどんどん突っ込まれて話が進むかもしれません。
ポイントとしてはどこかで聞きかじったような知識ではないく、実践からくる体験談を話をしてくれればいいと思います。
どこかで聞いたような浅い知識ではなく、ちゃんと自分で考えて何かをできるかどうかを見られている。
スケールの大きな話を期待しているわけではないので、そこは間違えないように、自分の言葉で話しをしよう。
仕事をする上で一番大切にしていること、または大切にしたいこと
Webマーケターは会社に売り上げをもたらす存在ですが、ただ闇雲に売り上げをあげればいいというわけではありません。
稼げるようになるための考え方も企業は重視します。
- 「成果を出すために大切だと思うことはなんですか?」
- 「仕事をするうえで、嬉しい、楽しいと思うときはどんなときですか?」
難しい話に聞こえるかもしれませんが、要は応募者がどんな性格をしているのかを見たいという意図があります。
「自分の力でなんとかする!」とかっこよく答えたいところですが、だいたいの場合は自分一人の力ではなく、周りの協力や仲間と一緒に仕事をする系の答えが望まれています。
しかしここは企業によって異なると思います。
自分ひとりの力でなんとかする系の答えを望まれる企業もあるでしょう。
とはいえ「仲間と一緒に成果を出したとき」、や「力を合わせて問題を解決したとき」など協調性があることをアピールしておくのが無難といえるでしょう。
問題が起きた時にどうやって解決をするか、その思考方法
会社に勤める場合、ほぼ毎日といっていいほど目の前に問題が降ってきます。
そのため問題解決に至るまでの考え方や思考方法を面接官は確認しておきたいと思っています。
- 何か社内で問題が起きた場合、あなただったらどうやって解決しようと思いますか?
- このままでは企業活動の目標の数値に届かないとわかった場合、あなただったらどうしますか?
- 隣に座っている人が何か困っているとき、あなたはどうしますか?
問題の解決方法に答えなどありません。
それは面接官もわかっています。
問いたいのは問題解決するときにロジックがあるかどうかです。
「残業してでも問題を解決します!」と言ってくれるのは力強いですが、そういった答えを望んでいるわけではありません。
「その問題のボトルネックはなんなのか」、「どこに問題があるのか、誰に問題があるのか」をはっきりさせたうえでそれを解決するための方法を話してあげるのがいいでしょう。
話が理路整然としていることが重要です。
「自分ひとりの力でなんとかできます」など能力の高さを主張するための質問ではないことを理解しておきましょう。
問題点はなんなのか、それに対するアプローチとして考えられるのはどんな方法かということを頭で整理しながら話をするのがポイントです。
ほかの人と比べてこれは負けないといえるスキルがあるかどうか
Webマーケターにおいてスキルの高さも重要ですが、オールラウンドに能力が高い必要はありません。
何か一つ、人には負けないといえるスキルがあることはとても有利です。
- 「何か人には負けないいえるようなものはありますか?」
- 「ほかの人にはない自分の強みはありますか?」
強みを聞かれるのはWebマーケターの面接に限らず、オーソドックスな質問ですね。
これも絶対ほかの人に負けないスキルでないといけないというわけではありません。
自分が負けないと思えることを自信をもって話しましょう。
実際問題、人に負けないようなスキルを持っている人は少ないです。
それは面接官側もわかっています。
例えば強みとして言われたことが会社として不足していると思われる場合は採用確立は高まるでしょう。
こればっかりは運かもしれません。
ポイントとしてはエンジニアリング要素ができるとほかのWebマーケターよりも優れていると思われがちです。
プログラミングができる場合は積極的にアピールしていけばいいと思います!
この会社でやりたいこと、やってみたいこと
最後に面接で重視される質問としては「会社にはいったらやりたいこと」があげられます。
これも会社としてこの人を採用した場合、新規売り上げ先を拡充してくれる人材かどうかを見るための要素になります。
- この会社に入ってやりたいことはなんですか?
- 会社の決定権が与えられたら、まず何をしてみたいですか?
これは会社に入ることがゴールになっていないかを確認するための質問です。
実際に入って、面接で言ったことをやってくれることは期待していません。
これも話を盛ってしまって大きな話にならないようにしておきましょう。
答える際のポイントはどの会社でもいえるような答えにならないように注意しましょう。
例えば志望している企業のサービスに関することでやりたいことを答えると好感度は高まります。
「自分の実力を試す」とか、「売上をあげたい」といった汎用的な答えをしてしまうとあまり印象には残りません。
この質問をしっかりと答えるためにも、企業がどんなサービスを世に出してい、どういう収益構造になっているかは調べておくことをおすすめします。
Webマーケターの面接で何か聞かれるのかのまとめ
- 過去の実績、または稼ぐために実際に行動してみたこと
- 仕事をする上で一番大切にしていること、または大切にしたいこと
- 問題が起きた時にどうやって解決をするか、その思考方法
- ほかの人と比べてこれは負けないといえるスキルがあるかどうか
- この会社でやりたいこと、やってみたいこと
いかがでしたでしょうか。
私自身現役のWebマーケターとして働いていますが、実際に面接時に聞いていることも書いてみました。
忖度なく書いたので役に立つ情報になったのではないかと思います。
以上です。
読んでいただきありがとうございます。