大逆転裁判2をクリアしたのでキャラの元ネタを調べてみた
大逆転裁判2をクリアした感想を書いていきましたがなんとも後味がいいゲームでしたのでまだ画面の中で躍動するキャラクター達を忘れずにいる今日この頃です。
大逆転裁判2はなんといっても「シャーロックホームズ」という元ネタを持つキャラクターが多くでております。
そこで大逆転裁判に出てくるキャラの元ネタを一覧としてまとめておこうと思います。
※軽いネタバレ注意です。
よろしくお願いいたします。
大逆転裁判2のキャラ元ネタ
主要キャラクター
成歩堂龍之介 なるほどう りゅうのすけ
主人公成歩堂
苗字の元ネタは感嘆符の「なるほど」から
名前は作曲家、坂本龍一より。
いわずと知れたナルホド君のご先祖様。
ちなみに現代のナルホド君は弁護士としてではなく、もっぱらアベンジャーズなどのマーブルキャラと戦ってたりしています。
シャーロックホームズ
元ネタは19世紀後半イギリスの小説家アーサー・コナン・ドイルが執筆したシャーロック・ホームズシリーズの主人公であり架空の探偵。
初登場は1887年出版の「緋色の研究」
大逆転裁判ではこのシャーロックホームズシリーズから多くのキャラクターが登場しています。
ちなみに原作の挿絵として描かれたホームズは以下のような姿をしているようです。
シャーロック・ホームズシリーズの愛好家のことを「シャーロキアン」と呼ばれています。
キャラクター以外でも
「バスカヴィル家の犬」「唇のねじれた男」「まだらの紐」「赤毛組合」など、
少し調べると大逆転裁判をプレイした人ならニヤリとできるようなタイトルの小説が出てきます。
逆転裁判シリーズの生みの親、巧舟(たくみ しゅう)さんも熱くホームズについて語っていたりするのでシャーロキアンと思われます。
ホームズは大逆転裁判2でも最後の最後までプレイヤーを楽しませてくれた最高のキャラクターの一人です。
ナルホド君との共同推理のように原作でも相手のちょっとした癖や傷から職業を言い当てたりして、優れた洞察力を見せています。
アイリス・ワトソン
今作のホームズの小さな相棒、アイリス・ワトソン
元ネタはシャーロックホームズシリーズより「ジョン・H・ワトソン」から
元ネタを知っている者からすると「ワトソンが女の子!?」とびっくりさせられました。
(ジョン・H・ワトソンも出てきますがいきなり死んでいましたし・・・)
ただしホームズの相棒としてのワトソンは別のある人物であったため
この認識は「2」で華麗に裏切られたわけですが。
以下は原作の挿絵で確認ができるワトソン像です。
ゲームの中ではシャーロックホームズシリーズの小説はこのアイリス・ワトソンが執筆しているという設定です。
御琴羽 寿沙都 みことば すさと
元ネタは「御言葉(みことば)」神の言葉を意味する言葉でしょうか。
ただ巧舟さんの発言では「好きな文字を並べた」とのこと。
プレイヤーにとって行く先や何をすべきかを提示してくれる神のような重要キャラクターの一人です。
大逆転裁判2では男装して弁護席にも立ちました。
バロック・バンジークス
元ネタは「不明」
今作で検事としてナルホド君の前に立ち塞がると同時に今作最大の事件の関係者でもあります。
大逆転裁判2では人間的な弱さを見せたり友人が容疑者になったりと、辛い真実に向かいながらも人として一回り成長を見せたキャラクターでした。
サブキャラクター
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ジーナ・レストレード
元ネタはシャーロックホームズシリーズより「レストレード警部」(原作の性別は男)
初登場は「緋色の研究」
原作のレストレード警部は事件が行き詰まるとホームズに手助けを依頼するような人物ですが
時折ホームズにもあっと言わせるような発見や行動をするようなそんな一面も見せる人物として描かれています。
大逆転裁判1で登場し、「あ~この子がいつかレストレード警部になるんだろうなぁ」と思いながらプレイしていましたがやっぱり2では警察官(見習い)となり自称警部を名乗っていました。
今作ではヒントを与えて事件を前に進めるというよりも場を引っ搔き回すようなそんな役割を与えられています。
夏目 漱石
元ネタは実在の人物「夏目漱石」
大逆転裁判2では虚実が上手く混ぜられています。
もちろんホームズと夏目漱石の接点は実際にはありません。
ですが漱石がロンドンに留学していたのは本当の話です。
そのあたりは以下のサイトがよくわかると思います。
私としては漱石が日本政府に対して白紙の報告書を提出したエピソードが非常に好きです。
偉人の意外な一面が垣間見れます。
トバイアス・グレグソン
元ネタはシャーロックホームズシリーズより「グレグソン警部」
原作ではレストレード警部のライバル的ポジションとして登場する。
初登場は「緋色の研究」
今作ではジーナ・レストレードの師匠となり奮闘するが黒幕に命を狙われ息を引き取る。
イーノック・ドレッバー
元ネタはシャーロックホームズより「イーノック・ドレッバー」
記念すべきシャーロックホームズシリーズ最初の作品である
「緋色の研究」の記念すべき(?)被害者の名前。
サイモン・シス(コートニー・シス)
元ネタはシャーロックホームズより「セント・サイモン卿」
登場作品は「独身の貴族」
ホームズに事件解決の依頼をもちかける貴族(男)
エライダ・メニンゲン
元ネタはシャーロックホームズの冒険より
「クロティルド・ロトマン・ファン・ザクセ・メニンゲン姫」
「えらいダメ人間」からの文字遊びと思う人も多くいるが実は元ネタがあります。
ヒュー・ブーン
元ネタはシャーロックホームズシリーズより「唇のねじれた男(1891年)」より
同名のキャラクター「ヒュー・ブーン」
大逆転裁判でも唇が以上に腫れているようなキャラクターの名前として登場しました。
ジョン・ガリデブ(ジョーン・ガリデブ)
元ネタはシャーロックホームズシリーズより「三人ガリデブ」
ゲーム内で夏目漱石が下宿している物件の主人のジョン・ガリデブ。
奥さんのジョーン・ガリデブと合わせてホームズシリーズから名前がとられています。
ガリ(痩せている)とデブ(太っている)の言葉遊びでもあります。
まとめ
今回は各キャラクターの元ネタを調べてみました。
これ以外にも多くの元ネタを持つ名前が存在していると思います。
大逆転裁判2からシャーロックホームズシリーズを読み始めてみるとニヤリとできるような発見があると思います。
ここではすべてを紹介しきれませんが、発見しましたらTwitterなどで教えていただけると嬉しいです。
以上です。
ありがとうございました。
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