【HUAWEI Eyewear II レビュー】レンズ交換はどこでできる?どれくらい音漏れする?音質は?

レビュー

HUAWEI Eyewear II
耳を塞がないオーディオメガネ。お気に入りのBGMやラジオが日常に溶け込んでくる。小型ながらチープなシャカシャカ音にならず低音も響かせてくれる。デザインも美しい。


HAWEIから耳をふさがないオープンイヤー設計のオーディオグラス「HUAWEI Eyewear II」が販売されました。

耳を塞がないので、周囲の音を開きながら周りの人と会話もできて自分だけの音楽を楽しめます。

お気に入りのBGMやラジオが日常に溶け込んでくる感覚です。

サウンドがチープになりがちな印象を持っている人も多いかもしれませんが、低音をしっかり響かせてくれるデバイスに仕上がっています。

HUAWEI Eyewear IIの概要

HUAWEI Eyewear 2は耳元に小型スピーカーが内蔵されたウェアラブルメガネです。

連続稼働時間は3時間から5時間でメガネケースが充電器を兼ねています。

重さは44グラムほどで、他の製品と比較するとかなり軽量な作りになっています。

HUAWEI Eyewear IIのスペック

HUAWEI Eyewear IIのスペックは以下の通りです。

  • 種類:サングラスタイプ(LANG-01)とメガネタイプ(KUBO-01)の2種類
  • 質量:LANG-01が44.2g、KUBO-01が45.45g
  • 動作温度: 0 °C ~ 35 °C
  • 充電温度: 0 °C ~ 35 °C
  • 保管環境:–20 °C ~ +45 °C
  • Bluetooth規格:Bluetooth5.2
  • マイク:搭載(2つのシリコンマイク搭載、ノイズ除去機能あり)
  • 音楽再生時間:約5時間稼働
  • 音声通話時間:約3.5時間稼働
  • スピーカー:両耳にダイナミックドライバーユニット搭載
  • 防塵耐水:IP54

国内ではサングラスタイプとメガネタイプの2種類のみの発売になっています。

防塵耐水のIP54とは「塵埃の侵入を完全に防止できないが電子機器の動作には問題がなく、あらゆる方向からの水の飛まつによって機器が影響を受けない」となっています。

プールや風呂などには持ち込むことはできませんが、雨天時などの水飛沫が飛んでくるくらいなら問題なく使えます。

HUAWEI Eyewear IIのレンズ交換はどこでできる?

今回「メガネ本舗」さんにお願いしたところレンズの交換をしてもらうことができました!

JINSや眼鏡市場に持ち込んだのですが、「HUAWEI Eyewear II」のレンズ交換をしてもらうことができませんでした。

オンラインストアなので、全国どこにいてもHUAWEI Eyewear IIのレンズ交換をすることが可能です。

https://www.meganehompo.co.jp/f/ec_top(メガネ本舗オンラインストア)

オンラインで簡単にレンズ交換!専用にキットに入れて送るだけ!

HUAWEI Eyewear IIのレンズ交換の手順

今回利用させていただいたメガネ本舗さんのレンズ交換の手順は以下の通りです。

  1. レンズ交換を購入する
  2. 発送用キットが自宅に届く
  3. HUAWEI Eyewear IIを送る
  4. メガネ本舗がレンズを交換
  5. 度入りのHUAWEI Eyewear IIが届く

※事前に「HUAWEI Eyewear II」を見てもらい、オンラインレンズ交換が可能であることを確認しています。

オンラインでレンズ交換を決済すると、自宅にメガネを送る用の箱が1つ届きます。

中には袋が2つ入っていて、レンズ交換をしたいメガネを入れる袋と、度がわからない人のために普段使っているメガネを送るための袋に分けられています。

オンライン決済の時に希望する度がわからない場合は、普段使いしているメガネを一緒に送るといいでしょう。

今回レンズ交換にかかった費用は1万円になります。

メガネ本体と合わせると4万円ほどかかりますが・・・。

メガネ型のデバイスがいまいち普及しないのも価格帯が高いことが原因なのかもしれません。

ご注文商品名:オンラインレンズ交換(¥4,000)

└レンズの種類:薄型非球面設計レンズ 屈折率1.60(¥5,000)

└オプションコーティング:傷防止コート 通常3,300円⇒(¥1,100)

 単価:¥10,090

レンズ交換後、2〜3日で返ってきました。

梱包は非常に丁寧で、メガネケースまでつけて郵送されてきました。

レンズは一緒に送ったメガネと同じ度が入っていました。

HUAWEI Eyewear IIの開封

HUAWEI Eyewear IIを開封していきます。

パッケージには非常に高級感が溢れています。

HUAWEI Eyewear IIの箱

外箱を開けると、メガネケースが出てきます。

メガネケースは革製品のような質感でこちらも高級感があります。

HUAWEI Eyewear IIを開封

取扱説明書と電源ケーブルが同梱されています。

説明書は日本語にも対応していますが、説明内容は大雑把で少しわかりにくいです。

HUAWEI Eyewear IIの同梱物

メガネケースを開けるとHUAWEI Eyewear IIが出てきます。

持ってみるとわかりますが、非常に軽いです。

普段使いしているメガネとほぼ同じか、少し重いくらいの印象です。

HUAWEI Eyewear IIは非常に軽い

充電はメガネをメガネケースに入れた状態でおこないます。

USB type-cを刺せる穴がメガネケースの背面についています。

差し込むのには少し力を入れる必要があります。

HUAWEI Eyewear IIの充電部分

USBからの充電なので、コンセントから充電したい場合は別売りのタップを購入する必要があります。

USB付きのコンセントは別売り

充電がされているかどうかはケーブル差し込み部分のランプで確認可能です。

HUAWEI Eyewear IIを充電しているところ

HUAWEI Eyewear IIのレビュー・評価

HUAWEI Eyewear IIのレビューをしていきます。

主に気になった点としては以下の3点です。

  1. 見た目がウェアラブルメガネっぽくなく、普段使いもできそうなデザイン
  2. 音質が思った以上にクリアで低音も響かせてくれる
  3. 音漏れが少なく、外での使用であれば気にせず使える

一つづつ解説していきます。

デザインについて

まずなんと言ってもデザインがいいです。

ウェアラブルメガネというとゴツくて、違和感のある見た目のものが多いですがこの「HUAWEI Eyewear II」では普段使いができるくらい見た目に違和感が出にくいです。

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引用:https://www.gizmodo.jp/2021/07/huawei-eyewear-ii-hands-on.html

見た目をよくしている原因として「丁番(ヒンジ)」が細く、テンプルにかけて太くなっていくデザインがとても素晴らしいです。

音質について

一番驚いたのは音質、特に音の広がりでしょうか。

クラシックからjpop、zoom会議まで一通りこのHUAWEI Eyewear IIで聞いてみたのですが、問題なく楽しめました。

こういった小型のスピーカーの場合低音が弱く、シャカシャカ音になりがちですがしっかりと低音も響かせてくれています。

音漏れについて

音漏れが物凄く少ないです。

図書館のように静寂な場所では流石に聞こえますが、生活音がする家の中やガヤガヤしたカフェの場合、隣の人に音を聞かれることはほぼないと言っていいでしょう。

その要因として、指向性ユニットで耳の方向へのみ音を飛ばしているのと、逆位相の波形も出すことで外方向へ飛ぶ音の波を中和していることのによる効果なのだそうです。

他のウェアラブルメガネとの比較

HUAWEI Eyewear IIに似ている製品として、faunaとBoseのオーディオグラスがあります。

全ての音質を聞き分けたわけではありませんので批評できませんが、デザインはどれも違っているので自分好みのものを選べば良いのではと思います。

HUAWEI×GENTLE MONSTER Eyewear II

¥32,000~

FAUNA オーディオグラス スマートグラス

¥36,000~

Bose Frames Alto

¥35,000~

特にfaunaから出ているオーディオグラスはHUAWEIのものと比較しても価格、機能面では同じものだと思われます。

FAUNA オーディオグラス スマートグラス
fauna(ファウナ)という海外メーカーのオーディオグラス、価格もHUAWEI Eyewear IIに近く比較されることが多そう。


できることに差はないことと、金額的にも近いため選択肢の一つに上がると思います。

faunaとHUAWEIどちらを購入するか迷いましたが、メガネ本体の重量が5gだけHUAWEIの方が軽いことからHUAWEIを選びました。

faunaを購入するべき人はどんな人?

HUAWEIとfaunaを比較してどういった人がfaunaを選ぶべきかを列挙してみました。

  • メガネフレームや色にバリエーションが欲しい人
  • HUAWEI製品に不信感がある人
  • ケースの持ち歩きが不快にならない人

faunaはメガネフレームが4種類用意されています。

HUAWEIは悪い意味でフレームにバリエーションがないため、オシャレに気を使うのであればfaunaを選ぶべきだと思いました。

あとfaunaは30分以上未使用の状態が続くとメガネケースに入れ直して再起動をしないといけません。

外出時にメガネケースの持ち運びが必須になってしまいますが、そのような状態が気にならない場合はfaunaを選ぶべきだと思いました。

HUAWEI Eyewear IIのメリット(良い点)

耳を塞ぎたくない人向き

在宅勤務などでイヤホンがしにくい人にEI Eyewear IIはおすすめです。

イヤホンで耳を塞いでしまうと家族の呼びかけなどに反応しづらいですよね。

あとはメガネバイカーにおすすめです。

近づく車の音などを聞かないといけないためバイカーはイヤホンができませんが、オーディオグラスであればバイク運転中にも音楽を聞くことができます。

自動スリープについて

HUAWEI Eyewear IIはメガネの取り外しを検知し、自動でスリープモードに入ってくれます。

地味な機能ながら、バッテリーの持ちが良くなる良機能です。

HUAWEI Eyewear IIのデメリット(悪い点)

HUAWEI Eyewear IIのデメリットについては以下の通りです。

HUAWEI Eyewear IIの重さについて

HUAWEI Eyewear IIは2021年時点でおそらく最も軽量なオーディオグラスの一つです。

しかし、それでもやはり少し重いですね。

長時間装着していると鼻が痛くなってきます。

鼻 パッド シール
ウェアラブルメガネだけでなく、普段使いしているメガネにも付けられるシールタイプの鼻パッドです。メガネ跡もつきにくくなりメガネユーザーにとって必須のアイテムでしょう。


HUAWEI Eyewear IIの充電ケースについて

充電ケースは大きくて重いです。

基本的には家や仕事場で使うものなので、外に持ち歩くのは不便なところもあるでしょう。

HUAWEI Eyewear IIのBluetoothについて

Bluetoothの接続が失敗することがあります。

私の場合macbookAirと接続するときに、うまく繋がらずにONOFFが繰り返されることがあります。

iPhoneなどでは発生していないので再現性があるかどうかはわかりません。

システムアップデートについて

Android端末がないとシステムアップデートができません。

HUAWEI専用アプリを経由してシステムアップデートをする仕様のため、必然的にAndroid端末が必要になります。

ちなみに2021年12月時点では出荷時からアップデートがリリースされていないので、無理にアップデートをする必要はありません。

HUAWEI Eyewear IIの以前のモデルとの比較・改善点

HUAWEI Eyewear IIは「2」となっていますが1があるわけではありません。

そのため旧モデルがあるわけではないようです。

HUAWEI Eyewear IIの価格は高い?

HUAWEI Eyewear IIは定価4万3千円という高額な商品です。

耳を塞がずに音楽を楽しめるという機能はありますが、それだけのためにこれだけのお金を出せる人は限られるかもしれません。

HUAWEI Eyewear IIに関してはブラックフライデーなどで割引が適用されることが多そうなので、タイミングを見計らって購入するのがおすすめです。

1万円以上割引かれることもあるようでした。

HUAWEI Eyewear II
耳を塞がないオーディオメガネ。お気に入りのBGMやラジオが日常に溶け込んでくる。小型ながらチープなシャカシャカ音にならず低音も響かせてくれる。デザインも美しい。


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Posted by sensiki