森博嗣のS&Mシリーズレビュー!私がおすすめする作品ベスト3を紹介します

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こんにちは。皆さんは、ミステリー小説は好きですか?

今日は森博嗣先生デビュー作である、S&Mシリーズを完読しましたので、レビューを書いていきたいと思います。よろしくお願いします。

S&Mシリーズとは

まずは、簡単にS&Mシリーズについて説明していきたいと思います。
S&Mシリーズとは、森博嗣先生のデビュー作シリーズで全部で10作品あります。舞台は那古野市にあるN大学です。N大学の助教授、犀川先生の頭文字Sと大学生の萌絵の頭文字Mを表しており、この二人が数々の謎を解き明かしていくミステリー小説です。

1作品目のすべてがFになるが発刊されたのが、1996年なので今から25年前ですがそんな前に発刊したことを感じさせない内容なので、違和感なくサクサクと読んでしまいます。

ちなみに、那古野市とN大学は架空の場所ですが、モデルは森博嗣先生の出身地である愛知県で、森博嗣先生が勤めていた名古屋市にある名古屋大学です。

私がおすすめする作品ベスト3

ここからは、私が個人的におすすめするS&Mシリーズ作品ベスト3です。それぞれの感想は一個人の感想なので、そういう考えや思いもあるんだなという程度で読んでいただけるとありがたいです。

封印再度

封印再度はS&Mシリーズの第5巻目です。
岐阜県恵那市に住む画家が密室で殺害された事件を犀川先生と萌絵が解決していく話です。

この作品を選んだ理由は、殺害のトリックが凄すぎて何度も読み返したくなる感覚に陥ったからです。

遺体となって発見された画家、香山林水の側には家宝の「天地の瓢」(てんちのこひょう)と「無我の匣」(むがのはこ)があったのですが、林水の父親である風采も同じように、この二つの家宝の側で謎の死を遂げていたのです。

犀川先生はこの二つの家宝にトリックがあると考え、最後にこのトリックの種明かしを萌絵にしました。

このトリックが実に面白かったのです。

密室殺人トリックといえば、名探偵コナンでよく見るドアの隙間から細い紐を通して、あれこれするトリックを想像するのですが、それとは全く格が違うのです。

森博嗣先生は元国立大学工学部の助教授だったので、工学部トリックが盛り込まれています。

これは、理系の人には堪らなくワクワクする作品だと思いますよ。

夏のレプリカ

夏のレプリカはS&Mシリーズの第7巻目です。
萌絵の友人である簑沢杜萌は夏休みに帰省した実家で誘拐犯に捕らえられてしまった事件を萌絵が主に解決していく作品です。

この作品は、S&Mシリーズの第6巻目である『幻惑の死と使途』と同時期に発生していた事件を書いているため、幻惑の死と使途を読んだ後に読むとサクサク読めてしまいます。

また、同時進行で発生した事件だけに『幻惑の死と使途』は奇数『夏のレプリカ』は偶数で構成されています。

左『幻惑の死と使途』右『夏のレプリカ』

幻惑の死と使途と夏のレプリカを章ごと交互に読むと面白いかもしれません。

夏のレプリカだけをなぜ選んだのかと言うと、思ってもみなかった人が犯人でありしかも殺害動機が森博嗣先生らしからぬ内容であったので、逆に新鮮だなと思ったからです。

今はもうない

今はもうないはS&Mシリーズの第8巻目です。
萌絵が別荘地である岐阜県の昼ヶ野高原へ犀川先生と車で向かう途中に、萌絵が先生に昔、昼ヶ野高原の別荘で発生した殺人事件を語るという作品になっています。

この作品を選んだ理由は、一つの裏切りです。

これは大きなネタバレになってしまいますし、これをここで書いてしまうとこの作品の良さを無くしてしまうと思いますので、ここでは詳しくは書きませんがとにかく、この作品を読んでいると途中で森博嗣先生に騙された!と叫びたくなる場面があります。

殺人事件のトリックや犯人像もすごく良くて、最初から最後まで駆け抜けるように読みました。

最後はなぜか心を締め付けられる感覚に陥りました。

まとめ

以上、S&Mシリーズ10作品の中から私がおすすめする3作品でした。

すでにシリーズを読まれた方でこれを読んで同感していただいた方はとても嬉しいです。

人によっては、シリーズを通して登場する天才、真賀田四季が登場する作品がないじゃないかという方もいらっしゃるかと思いますが、四季が登場するしないに関わらずこの3作品は、トリックや作品の内容が私にハマったので、選出をしました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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