『微ネタバレ』かがみの孤城を読んで。あらすじと感想

2019年4月29日エンタメ, 本・小説, レビュー

全国の書店員が今一番売りたい本を受賞する「本屋大賞」今年2018年に受賞したのは、辻村深月さんの「かがみの狐城」。

私が最初にこの本を書店で目にしたときは、(本屋大賞か、面白いのかな?)程度の考えでした・・・。

ページ数も550ページあるし、読めるかが不安になりました。

でも、少しでも読み進めていくうち、段々と面白くなっていき止まらなくなりました。

ぜひこの話を皆と共有したい!!そう思ったので、文書にして発信したいと思います。

調べてみると、小学生や中学生でも読めるのか心配している方が多くいらっしゃいました。

作中の時間軸が飛び飛びになっていて、わかりにくいところがあります。

特に物語終盤ではかなりぐちゃぐちゃしてきます。

ですが時間をかけて少しずつ読んでいけば理解しやすくて、とても楽しい作品です。読書感想文にもおススメかもしれませんね。

かがみの孤城を読んで。あらすじと感想(微ネタバレ)

核心的なネタバレはありませんが、微ネタバレ注意です。

作者の辻村深月について

1980年2月29日生まれ(閏年!)山梨県出身

2004年 「冷たい校舎の時は止まる」で第31回メフィスト賞を受賞

その後、「凍りのくじら」「僕のメジャースプーン」「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」などで数々の賞を受賞しています。

ちなみに、「冷たい校舎の時は止まる」のコミックス版を過去に読みましたが、すごく面白いので時間がある方はそちらも読んでみてください。

かがみの孤城のあらすじ

主人公は東京に住む中学1年生の女の子

どこにでもいそうな中学生。

なまえは「こころ」だけどクラスには、こころを気に入らない子がいました。

その子にこころはいじめられるようになり、1年の5月には不登校になります。

両親は不登校になった理由が分からず戸惑います。

こころは、両親に知ってほしいという気持ちはあるものの、自分では言い出せず毎日自分の部屋で1日を過ごしていました。

こころの両親が、スクールに通わせようとする

ある日、こころは母親に連れられてスクールに行きます。

そこは、何らかの理由で学校に行けなくなった子供たちが通う場所。

そこには、喜多嶋先生という女性の先生がいて、こころが通う雪科第五中学校に通っていた生徒だと言いました。

でも、この先生が通っていたのは昔の事。

卒業生なんだと言う事に場違いに羨ましく思います。

こころは、このスクールに通うことになるのですが、毎朝具合が悪くなり通うことが出来ません。

毎朝母親は呆れていました。

鏡の奥には狼の面を付けた少女と6人の子供が・・・

その何もなく1日が過ぎていく中、突然、自分の部屋の鏡が光だしました。

こころは、最初戸惑いますが勇気を出して、鏡の中へ飛び込んでいきます。

こころが鏡を抜けるとそこには、城の中と思われる大広間に狼の面を付けた少女と、6人の子供が集められていました。

狼の面を付けた少女は自分をこれからは「オオカミさま」と呼べという。

これから、朝9時から夕方5時まで。来年の3月30日までにこの城に隠された願いの部屋に入るための鍵を探しなさい。

願いの部屋には一人だけ入れて、なんでも願いをかなえると言う。

6人で協力して探すのも、一人で探すも自由。

こころと6人の子供

城に集められたのは中学1年から3年生の計7人。

アキ(女)中学3年、リオン(男)中学1年、フウカ(女)中学2年、マサムネ(男)中学2年、スバル(男)中学3年、ウレシノ(男)中学1年そして、こころ。

皆中学生。平日の昼間に皆がここにいると言う事は、皆学校に通っていないらしいと言う事が、最初にわかった事でした。

なぜこの6人がこの城に集められて、鍵を探すのか・・・

毎日城で過ごすうちに打ち解けていく7人

7人の絆は段々と良くなっていきます。

皆の学校生活について、家族・兄弟の事がお互い話し合える中になります。

こころは、アキとフウカに自分が受けた出来事を打ち明けました。

アキはそんなこころを「偉い。よく、耐えた」といい、頭をぐしゃぐしゃに撫でました。こころは俯いた両目から涙が出ました。

皆の共通点が・・・そしてマサムネの提案

ウレシノとマサムネはスクールの喜多嶋先生を知っていました。

ウレシノは午前中だけスクールに通っているとのこと。少しずつですが、自分たちに共通点が増えていきます。

ある日、アキがある理由で中学の制服で城に現れます。

こころと同じ制服をアキは着ていました。

しかも、他の5人も同じ制服だというのです。

実は皆、東京の雪科第五中学の生徒だったのです。

そこで、マサムネは提案をします。

1月10日の始業式に学校の保健室で会わないかと。1日だけなら、皆がいるなら学校に行けるかもしれないと、皆は1月の始業式に学校で会おうと約束をしました。

会えない7人

こころは母親に1月10日の始業式に学校へ行ってみると言います。

すると、母親は「その日は始業式じゃない、1月6日が始業式で10日から授業が始まる」というのです。

マサムネは、授業が始まる日を始業式と間違えたかもしれない・・・とこころは思いました。

1月10日。学校の保健室に行きますが、そこには皆がいませんでした。

保健室の先生に「2年生のマサムネは来ていませんか?」と尋ねますが、そんな生徒はいないと先生は言いました。

こころは、混乱します。

そこに、スクールの喜多嶋先生が駆けつけました。

こころは先生に聞きました「ウレシノやマサムネにこのことを聞いてないですか?」でも、喜多嶋先生は何のこと?という表情をしました。

結局この日は、だれも保健室に現れませんでした。

次第に分かる事

城に行くと、皆が保健室になぜ来なかったと言い始めました。

なんと、皆保健室に行ったというのです。

でも皆は会えなかった・・・それは何を意味するのか?

・・・物語は続いていきます。

読了後の感想

この物語のカギは「時の流れ」だと思います。

それぞれ、生きている時間が違うんです。

そのことに気付くのは大分、後の事なのですが今思えば最初からこの時間の違いについて、たくさんの伏線がありました。

喜多嶋先生はアキだったり、ゲームを作ったのはスバルだったり…。

とても壮大な物語なのですが、最後まで読むと泣きます。また、読み返したくなると思います。

書店に行くと見かけるけど、買っていない方。

買ったけど本棚に置きっぱなしの方。

少しずつでも読んでみてください。

段々と引き込まれていくと思います。

イラストを描いているのは誰?

この本の表紙に描かれているイラストを描いたのは誰なのか?

調べる前は女性でしょとか思ったのですが、意外!「禅之助」さんという男性(ニックネームなのでもしかした女性かも?)が描かれているようです。

あまり知られていない方で、調べても情報が少ないですが、ご本人がツイッターをされているようなので、気になる方はそちらを検索してみてください。

↓twitterはこちら

映画化や文庫化はいつ?

2018年12月現在、文庫化や映画化の情報はありません。

文庫化・映画化ともに近い将来されると思います。

その時は、今のハード本を文庫に買い替えをしたいですし、映画も鑑賞したいです!

ハード本では大きいし重いので手が疲れちゃいますしね。

The following two tabs change content below.
sensiki

sensiki

名前:sensiki 職業:サラリーマン。いわゆる理系男子で大学からプログラミングを学び仕事でも活用中。好きな言語はPython。流行に疎いこともあり最近の話題を独自の視点でまとめていこうと思いブログ開始。スクレイピングや統計を用いたエントリを書きたいと思いまながらツールを作成中。

広告