conda createで作成した環境にパッケージがインストールされていない時の対処方法の備忘録
Anacondaで新しい環境を作成しようと、create実行後、pipを実行しようとしたらないと言われる。
conda listやpip listで中身を確認してみるが、pipに限らず全てのパッケージがインストールされていない状態だった。
conda create時、あっという間に環境が作成されたことに違和感はあったのだが、意外と困ったので対処方法を備忘録として残しておきます。
$ conda create -n py_openai
Retrieving notices: ...working... done
Collecting package metadata (current_repodata.json): done
Solving environment: done
## Package Plan ##
environment location: /Users/username/miniconda3/envs/py_openai
Proceed ([y]/n)? y
Preparing transaction: done
Verifying transaction: done
Executing transaction: done
#
# To activate this environment, use
#
# $ conda activate py_openai
#
# To deactivate an active environment, use
#
# $ conda deactivate
「The following packages will be downloaded:」 が出ない
見ての通り、通常のcreateでは「The following packages will be downloaded」としてパッケージのリストも出力されてきますが、今回の場合出てきません。
作成した環境をactivateしてlistでパッケージを確認してみると以下のように出ました。
$ conda activate py_openai
$ conda list
# packages in environment at /Users/takahashiseijika/miniconda3/envs/py_openai:
#
# Name Version Build Channel
$ pip list
-bash: pip: command not found
conda listをするとパッケージは空ですし、pipに至っては入っていないのでpip listすらできない状況。
対処方法:createコマンドの末尾に「anaconda」をつける
対処方法としては非常にシンプル。create時にbaseとなる環境を「複製」するように指定するだけ。
実際に実行したコマンドは以下の通り。
$ conda create -n 環境名 anaconda
末尾にanacondaをつけることでbase環境をコピーする。
これによってパッケージがある状態の環境を作成することができた。やったね。
蛇足:anacondaをつけなくてもパッケージが入っていたのはなぜ?
問題が解決したのはいいことだが、以前までanacondaをつけなくてもデフォルトでパッケージは入っていた。
ある日急に(好きな表現ではないが)入らなくなった原因がわからない。
この辺の挙動はOSのアップデートにも影響している?anacondaをアップデートしたわけでもないが、PCの再起動時に自動アップデートが走った可能性もある。
モヤモヤするが一旦前に進もうと思う。