Pythonの副業案件で未経験者・初心者が稼ぐおすすめの方法5選!スクレイピングやデータ分析、djangoなど未経験者でも稼げるの?

プログラミング,副業

Pythonは副業でどれくらい稼げるのか

Pythonって流行ってるし、稼げるんじゃない?と考えている初心者の方は多いのではないでしょうか。

「Python 副業 初心者」「Python 副業 未経験」で検索している人も多くいるようです。

この記事を読んでわかること
  • 未経験者でもPythonで稼ぐ方法
  • Pythonの求人案件を探すことができるサイト
  • どんなスキルを磨けば高収入を見込めるのか

そんな中で注目されているのがプログラミングによる副業ですが、中でもPythonで副業をしてみようと考えている人が多いようです。

この辺りも踏まえて、実際のところPythonの副業って稼げるの?と言うところをわかりやすく解説していこうと思います。

Pythonの仕事を探せるサイト

Pythonで副業しようと思ったら絶対に見ておくべき3つのサイトがあります。

それが「ココナラ」「クラウドワークス」「ランサーズ」の3つです。

この三つは案件が他のクラウドソーシングサイトよりも案件が豊富にあり、初心者でも割と受けやすいサイトとなっていておすすめです。

上記の3つのサイトのように副業的な案件受け方ではなくエンジニアとして案件を受けた方が単価が高くなります。

単価はそれぞれですが、月50万円から70万円が相場です。

副業ではなくフリーランスとしてお仕事を受ける場合はI「ITプロパートナーズ」が週2、3日の案件を取り扱っていておすすめです。

ITプロパートナーズのように仕事を紹介されるのではなく、案件を自分で探したいという人には「エンジニアスタイル東京」などの案件検索サイトがおすすめです。

複数の案件サイトの情報が網羅的に掲載されていて案件を探す手間を省くことができるでしょう。

参考:エンジニアスタイル東京の評判は?実際に使ってみて感じたメリット・デメリットまとめ(好奇心倶楽部)

目次

Pythonとは。今、注目のプログラミング言語

Pythonとは、今最も注目されているプログラミング言語の一つです。流石にプログラミング言語とは、までは解説しません。

2012年から2019年にいたるまで、Pythonは急速な成長を遂げています。

https://stackoverflow.blog/2017/09/06/incredible-growth-python/

引用:stackoverflow.blog

長らく「javasciript」と「java」がシェアを取っていましたが、Pythonが1位になっています。

もう少し詳細なPythonの説明は別記事で公開させていただいておりますので、もしよろしければ、そちらをご参照ください。

Pythonがこれほどまでに急速に成長してきたのにはもちろん理由があります。

一つ目は「機械学習」、AIの発達と流行です。

Python言語には、機械学習用のライブラリが充実しています。

そのため、機械学習を行うための学習コストが少ないと言う利点があります。

二つ目はプログラムの可読性、つまりどんな処理が書かれているのか、人がわかりやすいと言う強みがあります。

プログラマーにとって可読性は重要です。特にチームでのプロジェクトの場合、可読性が低い言語では処理の理解をすることに時間をかけがちです。

Pythonは比較的読みやすい言語でデザインされているため、初心者が入りやすい言語とも言えます。

(人によっては、Pythonは戻り値に型がないからわかりづらい、と言う人もいるようです。(上級者の方は)Pythonが逆に読みづらいと感じることもあります。)

未経験者でもPythonで稼げるおすすめの方法5選

Pythonに限った話ではないかもしれませんが、プログラミングのスキルを活かして稼ぐためにはいくつかの方法があります。

まずはその方法について学んでいきましょう。

Pythonで副業するための方法5選
  • スクール講師(Pythonを人に教えて稼ぐ)
  • スクレイピング案件(初心者におすすめ)
  • データ分析(案件は少ないが将来性のある分野)
  • 記事作成(技術系の記事を執筆)
  • 自動化して不労所得を得る

スクール講師(Pythonを人に教えて稼ぐ)

お勧め度:☆☆☆☆★(星4つ)

稼ぎやすさ:中

難易度:中

人にPythonを教えて稼ぐという方法があります。Pythonに限らず、プログラミングの授業をおこなって報酬を得る方法は割とおこなわれています。

ターゲットはPythonを学びたいと思っている未経験者から、エンジニア向けなど様々です。

未経験者に向けてのものであれば、難易度は下がりますが、その分採用の倍率は高くなります。

自分のプログラミングスキルに自信がある人であれば、より単価の高いスキルレベルの授業にチャレンジしてみるのもいいでしょう。

ちなみに私は子供向けのプログラミング教室を副業としておこなっています。

毎月数万円を、この仕事から得ています。

子供向けだから簡単、ということでは決してありませんが、やりがいのある仕事だと思えています。

スクレイピング案件(初心者におすすめ)

お勧め度:☆☆☆☆☆(星5つ)

稼ぎやすさ:易

難易度:そこそこ

報酬相場:1万〜5万

初心者がPythonで稼ごうと思ったらまずおすすめしたいのがスクレイピングの案件です。

スクレイピングは初心者でも学びやすく、案件もそれなりに豊富なものになっています。

ココナラで自分で仕事を出してもよし、クラウドワークスのようなサイトでクライアントから受注してもいいでしょう。

クラウドワークスの「スクレイピング」検索結果

案件の報酬額はピンキリですが、1万から5万が相場になっています。

一つの案件にかかる工数ですが、最初のうちは2~3日で慣れてくれば1日で作業完了することができると思います。

スクレイピングは多くの参考書が販売されているのでそちらで勉強することをおすすめします。

データ分析(案件は少ないが将来性のある分野)

お勧め度:☆☆☆★★(星3つ)

稼ぎやすさ:

難易度:難

Pythonはデータ分析に強いという特徴があります。

今はスクレイピングが案件としては流行っていますが、個人的にデータ分析の領域は今後需要が高まってくると思われます。

そのためスキルとして身につけておいて損はないと思っている分野です。

最近ではデジタル庁がアンケートを分析する事業者を募集していました。

デジタル庁より引用

案件として「データ分析」を検索してみましたが数としてはそれほど多くない印象です。

スキルとして身につけておいていつでも受注できるようにしておくのがいいと思います。

記事作成(ライター案件)

お勧め度:☆☆☆★★(星3つ)

稼ぎやすさ:

難易度:難

報酬相場:2,000円〜20,000円

プログラミングを行わない方法にはなりますが、技術系の記事を執筆してほしい企業はそれなりにいます、

ここもココナラやランサーズで検索してみるといくつか案件を見つけられます。

技術系記事の執筆依頼案件

記事執筆は文字単価による報酬計算がされるのが一般的です。

2,000文字から4,000文字の案件が多いですが、1万文字を超える案件もたまに見かけます。

文字数が多い案件であれば報酬も2万円を超える案件がありますね。

プログラミングもできて、かつ文章構成もできる人向けの案件になるため難易度は少し高めだと思っています。

Pythonで自動化して不労所得を稼ぐ

お勧め度:☆☆☆★★(星3つ)

稼ぎやすさ:難

難易度:中

報酬相場:5,000円〜100,000円

手動でやったらめんどくさい作業でも、Pythonで自動化して副業的に不労所得を稼ぐことも可能です。

具体的な方法は以下。

  • 株価や仮想通貨の情報をPythonで取得し、買い銘柄を買って稼ぐ方法
  • 情報収集系の仕事を請け負い、手間のかかる仕事を自動化して稼ぐ方法
  • 競馬のレースをPythonでAIに予測させて馬券を当てて稼ぐ方法
  • ポイントサイトなどのクリック操作をPythonで自動化してポイントを稼ぐ
  • SNS運用を自動化して稼ぐ方法(せどり)

方法はいくつかありますが、完全に手動かせずとも、人力+Pythonという組み合わせでおこなうことができるのもオススメポイントの一つです。

自分のスキルに自信がある人であればトライしてみるのも悪くないと思います!

参考:Pythonで自動化して副業・不労所得を稼ぐ方法5選!ほったらかしてても稼げるって本当?完全自動にする必要ある?

エンジニアの副業におすすめのサイト4選(レベル別)

上記で説明した方法は、軽い気持ちで受けられるものなので、ハードルは低いものになります。

「これ以上にもっと収入をあげたい」、「新しい技術に触れたい」、「一定の収入を毎月確保したい」と考える人の場合は案件を受けて収入を得るのが一番です。

以下では初心者向けに案件を検索しやすいサービスを紹介します。

クラウドワークス(初心者向け)

以下で紹介する「レバテックフリーランス(https://freelance.levtech.jp/)」や「ITプロパートナーズ(https://itpropartners.com/)」で案件を検索してみると・・・。

月50万・・・?なんか怖いんだけど・・・。

と思われる方もいると思います。(実際私も怖いです)

そんな人にはクラウドワークス(https://crowdworks.jp/)で手軽に仕事を請け負ってみることをおすすめします。

割と低単価で、開発期間としては1日〜2日で終わるような仕事が掲載されています。

金額としては5万〜10万円の案件で挑戦してみるのがおすすめです。

クラウドワークスはエンジニアだけでなく、さまざまな職種向けのお仕事掲載サイトです。

なのでPythonだけでなく、Rubyやjavascriptといった仕事も掲載されていますし、なんだったらエンジニア関係以外の仕事も豊富にあります。

「副業をしてお金を稼ぎたい」と思っているのであれば、まずは会員登録をしてみることをおすすめします。

業界最大手であることもり、悪質な案件対策にも精力的に取り組んでいるようで、その点は安心して利用できると思っていいでしょう。

ITプロパートナーズ(週二日からの副業を希望する中級者向け)

エンジニア、デザイナー向けの週2、3日のお仕事紹介【ITプロパートナーズ】

Pythonを使って会社員勤めはしていないけど、週2日くらいのお仕事をしたいという人もいるのではないでしょうか。

この記事で紹介した方法であれば、月数万は稼げるはずです。

収益的にさらに上を目指したいという人の場合は、時間的拘束が少ない「案件」を受ける必要があります。

そういった方には「ITプロパートナーズ(https://itpropartners.com/)」がおすすめです。

ITプロパートナーズ(https://itpropartners.com/)のメリットは以下の4点です。

  • 週2日から働ける
  • 高単価である
  • スタートアップやベンチャー企業の案件多め
  • 契約交渉や債権管理など代行してくれるエージェントがつく

利用企業数は数は2,000社以上あるようで、案件が不足しているようなことはないでしょう。

試しに「Python」で案件を検索したところ約300件ヒットしました。

案件の具体例は以下の通りです。

人気のAI系案件であれば、週3日でも90万の案件がありました。

これくらいであれば平日は本業に時間を使い、退勤後に副業を少し行う、土日はガッツリ副業に時間を使う、という時間の使い方ができるのではないでしょうか。

その他の案件例は以下の通りです。

  • 【急募 / リモート可】自社ECサービスの開発をお手伝いいただけるwebアプリエンジニアを募集します!!
    • ~700,000円
  • 【フルリモート】自社でニュース速報アプリを開発するベンチャーでPython/Goエンジニア募集!
    • ~600,000円
  • 【データサイエンティスト】フルリモートOK!時短相談可!自社サービスの開発。
    • ~600,000円

最近流行りのデータ分析系の案件もちらほらみられました。

一度案件を眺めてみるだけでも経験になるのではないでしょうか。

会員登録は無料です。

会員登録をすると会員限定の記事や案件へのエントリーが行えるようになります。

再度、書いておきますが「ITプロパートナーズは週2日からの案件紹介が可能なものの、会社員をされている方の副業は紹介できません。」ご注意ください。

ITプロパートナーズだけでも、十分副業的な収益を期待できます。

しかし、案件が少なく、人気のものはすぐに埋まってしまうというデメリットもあります。

よりたくさんの案件を見てみたいという方は、これから紹介する「レバテックフリーランス(https://freelance.levtech.jp/)」などに登録をして案件をたくさん見てみることをおすすめします。

レバテックフリーランス(未経験者〜フリーランス向け)

レバテックフリーランス公式HPより引用

案件といってもどうやって探せばいいのかわからない人も多いと思います。

とりあえず、誰にでもおすすめできるのは「レバテックフリーランス(https://freelance.levtech.jp/)」です。

レバテックフリーランスはITエンジニア専門のエージェントサービスです。

エージェントサービスはクライアント(雇い主)とエンジニアのマッチングをサポートしてくれるサービスです。

会員登録をして、自分の経歴や希望する報酬額、レベル感などを加味した上で案件を紹介してくれます。

契約や交渉ごとも代理でやってくれるので、時間に追われている方にはうってつけのサービスと言えるでしょう。

こういったエンジニア関係のマッチングサービスとしては案件情報が最も豊富で、割と単価の高い案件も豊富に落ちている印象です。

おすすめのタグは「実務経験が浅い方OK」というタグです。

まだ自信がない方は、このタグを活用することをおすすめします。

案件は豊富にあるのですが、フルリモートではなかったり、稼働時間が週5日を希望する案件も多く、副業として活用するには慣れが必要な印象です。

Midworks

Midworksはレバテックフリーランスと同様のエンジニア向け案件マッチングサービスです。

案件が豊富であり、「Python」で検索した時にはレバテックフリーランスよりも案件数が多かったです。

(調査時:Midworks213件、レバテックフリーランス193件)

Midworksの最大のメリットは保証内容が充実していることです。

具体的には、

  • フリーランス向けの賠償責任補償や健康診断優待のある「フリーランス協会」
  • freeeまたは弥生会計の無料利用などの「経理支援」
  • 「保険補助」
  • 交通費や書籍代を支援する「経費補助」
  • 映画やレストランが割引される「リロクラブ」への加入
  • 参画中に案件と案件の間でブランクがあっても報酬を保障する「報酬保障サービス」

などがあります。

これは他のエージェントサービスにはない魅力の一つと言えるでしょう。

利用するには審査が必要そうですが、まずは会員登録して案件を眺めるだけでもいいでしょう。

番外編:エンジニアスタイル東京(複数の案件を一括で検索できるサイト)

私自身使ったことのあるサービスで使い方や評判を別記事にしていますのでご参考まで。

エンジニアスタイル東京の評判は?実際に使ってみて感じたメリット・デメリットまとめ

エンジニアスタイル東京

ランサーズやクラウドワークスで副業案件を探せるとはいえ、これらは大まかな副業の1ジャンルでしかありません。

あとこういったサイトの案件は単価が安い傾向にありますね・・・。

もしもエンジニアとしてフリーランスの案件を検索したい人にはやはり専門の案件サイトを利用することをお勧めします。

様々な条件で自分に合った案件を探せる

個人的に案件を探す方法の種類が大量にあって嬉しい次第です。

もちろん「Python」に絞ってお仕事を探すこともできました。

  • エリアからフリーランス案件を探す
  • 言語からフリーランス案件を探す
  • 職種からフリーランス案件を探す
  • フレームワークからフリーランス案件を探す
  • 駅からフリーランス案件を探す
  • 働き方からフリーランス案件を探す
  • 開発環境からフリーランス案件を探す
  • カテゴリーからフリーランス案件を探す

掲載案件が10万件を超えている

案件の例

掲載案件も多くあります。

多くありすぎてどれを選んでいいのかわからなくなってしまいますが、まずは報酬金額をもとに判断してもいいのではないでしょうか。

サイト名にあるように東京近郊に住む人向けのサイトではありますが、フルリモートの案件も掲載されているので東京以外の人でも利用できるサイトになっています。

↓興味があれば以下から見てみてください。

フリーランス向けお仕事検索サイト

登録して、定期的に案件を見るのは「あり」

pythonで副業をして年収を上げようと思った場合、紹介してきたように方法はいくつかあります。

ですが、自分のやりたい仕事がどこで、どのように見つかるかどうかは正直運です。

やりたい仕事が見つかったとしても、その仕事にアサインしてもらえるかどうかは面談次第です。

どれか一つのエージェントサイトと絞らずに、複数のエージェントサイトにとりあえず登録をして案件を眺めるのが個人的におすすめです。

案件ごとにスキルセットも異なりますし、案件を今後も得るためにはどういうスキルがいるか?という部分の予測もできます。

「AIの案件が多そうだ」「AWSの知識も必要そうだ」など、案件を見ているだけでも学べることはあると思います。

番外編:webサービスを自分で立ち上げて収益化する

プログラミングができれば、自分でサイトを立ち上げたり、ウェブサービスを開発することができます。

ただし、必要なスキルはPython以外にも必要になってきます。

Pythonのほかにフロントエンドのスキルが必要です。

htmlやjavascript、cssも扱えなければなりません。

それからサイトを立ち上げてからは集客をしなければなりません。

webサイトは作っただけでは意味がありません。多くの人に見てもらい、使ってもらって、お金を稼ぐ必要があります。

そのためにマーケティングのスキルも必要になるでしょう。

稼ぎやすさも難易度もかなり高いですが、もし多くの人に使ってもらうようなものができればもちろんリターンも大きくなります。

リスクも大きいですが、リターンもでかい。まさにハイリターンな手法です。

Pythonのプログラミングで最も稼げる案件は?

で、結局何をすればいいんでしょうか・・・?

Pythonの副業は稼げるのか稼げないのか、についてです。

お金を稼ぐといっても目標とする金額によって難易度は変わりますが、ここでは数万円を副業として稼ぐ方法を検証してまいります。

それを元にPythonって稼げるのかどうか結論を出したいと思います。

そんなのどうやって調べるんだ?とお思いですが、今回はクラウドワークスの案件を大量に集計してみて分析してみます。

検証方法

方法としては以下のような手順になります。

  • クラウドワークスの「Python」での検索結果を10ページ分(約300案件)スクレイピングする
  • 「カテゴリ」、「固定報酬制」で平均金額をグループ化する
  • Python言語では、どのカテゴリが最も稼げるのかを算出する
  • 同じようにクラウドワークスで「Ruby」、「Javascript」、「Java」の検索結果をスクレイピングする
  • 「Python」、「Ruby」、「Javascript」、「Java」で単価の平均を比較する

クラウドワークスでスキルの案件ごとに、どの言語のどの案件が高いのかを調べてみます。

せっかくPythonの記事なので、Pythonを使ってスクレイピングと分析をおこなってみます。

クラウドワークスの検索結果から、案件名、説明文、報酬タイプ、掲載日などをスクレイピングします。

スクレイピングしてきた結果をpandasのdataframeで解析します。

Pythonの副業で単価が高いのは「Web制作」

Pythonで副業に関する記事を見ていくと、「ウェブ制作」がおすすめの案件であると言う結論の記事が多かったです。

でもそういう記事ってその結論に到る実データが載っていないんですよね。

このエントリではそういうことを思われないように、実データを掲載しておきます。

結果発表

まずはPythonの副業では、どのカテゴリ(案件)が稼げるのかの結果です。

自分でスクレイピングしてきたデータになるため、オリジナルのデータです。

調査元:クラウドワークス

調査案件数:500件(新着順)

元データとなる表も置いておきます。

Pythonの副業案件別受注金額最低金額の平均
Androidアプリ開発500,000円
Webサイト更新・保守300,000円
ECサイト制作250,000円
iPhone・iPadアプリ開発224,020円
ウェブデザイン100,000円
ECサイトデザイン100,000円
CMS導入100,000円
3D-CAD制作・モデリング100,000円
Webプログラミング90,000円
サイト構築・ウェブ開発90,000円
ホームページ作成75000円
ITコンサルティング50000円
その他(システム開発)45,000円
業務システム・ソフトウェア35,000円
データクレンジング16,200円
回路設計・組み込みソフト開発10,000円
プロジェクトマネジメント・要件定義10,000円
データベース設計・構築10,000円
Macアプリケーション開発10,000円
Excel VBA・マクロ開発8,000円
Windowsアプリケーション開発6,000円
データ検索・データ収集5,000円
HTML・CSSコーディング5,000円
Pythonの副業案件別相場表

この結果から、Pythonの副業では「アプリ開発」「ウェブサイトの開発」は単価が高いのがわかります。

内容については、「マッチングサイトの開発」、「デザインの組み込み」、「既存システムのカスタマイズ」と色々のようです。中には「メンターの依頼」なんかもありました。

単価の高い依頼について、当然ですが、その分難易度も高いでしょうし、副業として受注できるかどうかは実績が大事になってきます。

実務レベルを要求されるので、初心者の方にはおすすめできません。

逆にdjangoなどのwebサービス用のフレームワークを触った経験のある方であれば、こういった案件は金額的に高いのでおすすめです。

あくまで副業として、軽く稼ぎたいという人におすすめな案件が何かを考えていきます。

Python以外の言語の方が稼げるのか

プログラミング言語はPython以外にも多くあります。

例えば「ruby」や「javascript」が有名どころでしょう。

これらの言語も、先ほどと同じ方法で分析をかけてみます。

「固定報酬制」に絞り、データをスクレイピングします。

先ほどのPythonのデータとマージしてデータをクレンジング。

集計はpndasで行おうと思いましが、手っ取り早いと思い、スプレッドシートでおこなっています。

結果は以下のようになりました。

プログラミング言語別、報酬の高い案件

比較対象とした言語はPythonを含めた4種類のプログラミング言語です。

自分の得意なカテゴリでは、どの言語が稼げるのかどうか参考にしてみてください。

C#、javascript、Python、rubyの単価(固定報酬制の最低金額)を比べてみました。

青色がC#,赤色がjavascript、pythonが黄色、緑色がrubyです。

まず特徴として、Pythonが他の言語で単価を上回っているのは「ECサイト制作」です。

そして、「サイト構築、ウェブ開発」をみてみると、Pythonは他の3つの言語と比較して単価が低い結果になりました。

これは国内で、Pythonを使ったウェブサイトがまだまだ少ないのが原因ではないかと思っています。

世界的にはDjangoとPythonで作られたウェブサービスが数多くありますが、国内では「ruby on rails」が盛んに使われている印象です。

また、C#はずっと使われているプログラミング言語のため、既存のシステムの保守運用として需要があるのではないでしょうか。

そのため「ウェブ開発」はC#,それからrubyが高単価という結果になっています。

結果としては、「Pythonでウェブ開発の副業をするなら、rubyでウェブ開発を学んだ方が稼げる」という感じです。

「Python 副業」で検索した時に、多くのサイトはウェブ開発を推奨しているように見受けられますが、本当にそれはPythonというプログラミング言語でやるべきなのかはよく考えた方がいいと思います。

Pythonで稼ぐ場合はスクレイピングやデータクレンジングがおすすめという結果に

ではPythonは副業として稼げないのかということになりそうですが、副業データを眺めていて気づく点がありました。

それはPythonでしか依頼されない案件があるということです。

結論から申し上げると、「データクレンジング」、「データ検索・データ収集」がPythonの副業としては狙い目で、おすすめしたいです。

理由は以下の点になります。

  • C#,ruby,javascriptにはない、Pythonだけの案件になっている。
  • 単価が平均で1万6千円となっていて、敷居が低い。
  • web制作と比較して、習得すべき技術、知識の量が少ない。

「データクレンジング」、「データ検索・データ収集」は単価が2万弱となっていて、月3万稼ぎたかったら、この案件を二つ納品すれば、達成できることになります。

よく言われる、「ウェブ制作」が狙い目とは思いません。

まずはデータ整形の部分で実績を積み上げていくことをおすすめいたします。

慣れてくると、一つあたりの案件をクリアする時間も短くなってくると思います。

デメリットとしては、募集される案件数が少なめということです。

クラウドワークスで検索しても、募集される案件は月1回あるかどうかです。

募集がかかっても、採用人数は多くて三人ほど。一つの案件に15人ほど募集が入る傾向にありそうです。

倍率は高いですが、初心者のうちは気長に募集していくのがいいと思います。

スクレイピングってどうやって学ぶ?

Pythonで「データクレンジング」、「データ収集」の案件が狙い目とわかった上で、初心者のうちはどうやってその技術を学べば良いのかわからないと思います。

ここでは、僕がそれを学ぶために使った書籍やサイトを紹介していきます。

Pythonクローリング&スクレイピング

Pythonでスクレイピングをやってみようと思ったらまず手に取るべきと言いたい良書です。

2019年に補完をおこなった決定版が出版されております。

私は補完版の前の書籍を購入して、最初に勉強しました。

その時はまだpythonという言語をほとんど知らなかったのですが、この本を読み進めていくうちに言語を理解していったように思います。

スクレイピングのみならず、様々なことが学べるでしょう。

良書ではあるものの、注意点もあります。

vagrantを用いた環境構築が紹介されていますが、これがなかなか厄介です。

linuxコマンドを多用することになると思いますが、ここでつまづく人が多いようです。

私もつまづきました。

とは言え、エラーをググって対処していくことでエラーを回避することができると思います。

ググる力も、副業をするに当たって必須のスキルのはずなので、慣れておくといいでしょう。

Python2年生 スクレイピングのしくみ

こちらの書籍は「Pythonクローリング&スクレイピング」ほど難しくはありません。

技術書としては、とても優しい本です。

それは表紙をみてお分かりいただけると思います。

とにかくわかりやすく、サクサク読める本です。

スクレイピングとは何か?ということから始めたいという方はこちらの本を読み進めることをおすすめします。

Web制作技術はどうやって学ぶ?

Pythonの副業では「データクレンジング」、「データ検索・データ収集」は狙い目であることはわかりました。

しかし、募集される案件の数が少ないこと、単価が低いということで、「ウェブ制作」を狙っていきたいという人もいると思います。

そのため、Pythonの副業としてWeb制作をするためには何が必要なのか、何を学べばいいのかを調べていきます。

PythonのWeb制作技術とは・・・そもそもWeb制作とは。

クラウドワークスの詳細を見てみると、Python(Django)とあります。

Pythonのウェブ開発と言えば、やはりDjangoです。

DjangoはPythonでウェブ開発ができるフレームワークです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/Django

Pythonの副業で使えるようなWeb制作技術はどうやって学べばいいのか

Pythonのweb開発用フレームワークのDjangoを扱える人材というのは国内で見ても、少ないと思われます。

なぜならPythonよりも、Rubyの方が国内では盛んに開発が行われているからです。

Djangoでできることと、railsでできることにほとんど違いはありません。

ruby on railsが賑わっている理由として、日本語のドキュメントが充実しているという点が挙げられます。

そもそもrubyが日本人作成のプログラミング言語ということで、日本人向けの参考書や記事が多くあり、学習するに当たって、これほどのアドバンテージはありません。

しかしPythonのDjangoはまだまだ日本語向けの書籍は少なく(最近増えてきた印象はありますが)、学習するに当たって、壁にぶち当たりがちです。

以下は私が購入したDjangoを学習するためのドキュメントです。

ご興味があるかたは手にとってもらえると幸いです。

初めてDjangoの勉強をしたのがこの書籍からでした。

2018年の書籍のため、それほど古くはないと思われますが、PythonのバージョンもDjangoのバージョンもどんどん進んでいます。

この本で勉強する時は、バージョンを合わせて実行することをおすすめします。

簡単なブログシステムをDjangoで作成するところまでをサポートしてくれるので、入門としてはわかりやすい本だと思います。私も読みながらプログラムを動かしていて、つまづいたところはありませんでした。

「現場で使える Django の教科書」は実務レベルでPythonのDjangoについて学ぶことができます。

そのため、この書籍に書いてあることが理解できるようになっていれば、副業としてウェブ制作を請け負えるくらいの実力はついているのではないかと思います。

対象読者は初心者だけではなく、中級者も含まれます。

内容が難しいと感じる人も多くいるかもしれません。

そう思ったとしても、恥じることはないと思います。難しいものは難しいです。

まずはPythonを理解して、簡単なスクレイピングの案件を副業としてこなしつつ、この本を勉強していけるといいなと思います。

初心者が仕事を受注するするためには

このページを見ている方の中には、そもそもクラウドワークスなどで仕事を受注したことがない人も多いようです。

そういった場合どうすればいいかを書いておきます。

結論としては、プログラミング言語以外の簡単な仕事を受注してみましょう。

例えば、簡単なアンケートに答える仕事や、動画をみて感想を送るなどの仕事です。

とにかく、なんでもいいので(プログラムに限らず)仕事を請負い、そして納品してみることが重要です。

まずは経験を積みましょう。

大丈夫。仕事はいくらでもあります。

焦らず、クライアントとの信頼関係を築き方を学びましょう。

簡単な仕事をこなしながら、Pythonを勉強しておきましょう。

いきなり大きい仕事を受けようと思わず、着実にレベルアップしていくことが重要です!

千里の道も一歩から、頑張ってください!

【番外編】実際にDjangoでWebサービスを作ってみて運営してみた

筆者

Djangoでサイトを作って一攫千金を狙ってみたよ

ここから先は駄文になります。興味のない方は戻るボタンを押してください。

実際に私が副業として自作のWebサービスを作ってみた結果を書いておこうと思います。

Pythonで副業をするなら「データクレンジング」、「データ検索・データ収集」ということがわかりました。

単価が高い案件を狙っていくのであれば、PythonとDjangoを学べばいいです。

ここで思った方もいるかもしれません。

自作のウェブサービスを作って、集客をしてマネタイズできれば、そもそも副業として案件をとってくる必要はないじゃないか!

この考えに至った私は副業で案件を取るということには目もくれず、ひたすら自作のウェブサービスを作りました。

作成したWebサービスの紹介、実際に作って副業してみた結果

制作物

感情分析サイト「エモーショナルサーチ」

これが公開した自作のウェブサービス「エモーショナルサーチ」です。

キーワードがあり、それにみんながどう思っているのかわかります。

例えば好きなのか、嫌いなのかといった情報ですね。

感情分析の部分ではPythonで使っていますし、フレームワークはDjangoで作成しています。

先ほど紹介したNoteと、書籍を使えば、これくらいのものは作れるんだなと思っていただければ結構です。

もしよかったらサイトも見ていってください。(拡散歓迎です!)

制作期間

制作期間は大体3ヶ月でした。

内訳は、サービスの内容、コンセプト作成、知識のインプットに1ヶ月。

サービスのベースとなるプログラムに1ヶ月。

DjangoやHTML、CSSに1ヶ月という感じです。

フルタイムで働くサラリーマンなので、制作は行きと帰りの電車の中と、休日を利用して作成しました。

なので1日の作業時間としては平日3時間、休日は10時間くらいかけていたと思います。

Djangoは初めての経験でした。

Python自体は1年ほど本業の実務で触っていた程度です。

教材

教材はNoteの有料ノートを購入して勉強しました。

先ほど紹介した書籍の中では、「Python Django 超入門」をよく見ていました。

購入した有料ノートは以下です。

新刊書籍がリリースされたらLINEへ自動通知するDjangoアプリを開発しよう【後編】

後編のみ購入してました。

前編の内容はすでにインプットできているような内容だったからです。

このNoteの素晴らしいところはDjangoの準備からherokuへのアップロードまでの手順が全て載っていることです。

基本的なコードはこのNoteのサンプルプログラムを利用して、自分なりにアレンジしていきました。

作ってみてわかったこと

サイトへの集客(マネタイズ)が一番大変である

ウェブサービスでお金を稼ぐ方法は大きく3つあると思います。

  1. ページ内に広告(アドセンス・アフィリエイトなど)を設置して、稼ぐ
  2. 課金サービスを用意してユーザーからお金を貰い、稼ぐ
  3. 作成したサービスを売却して稼ぐ

ウェブサービスを作る前は、「自分のサービスを作りたい」、「これは流行るのではないか」と有頂天になっていました。

これって結構ありがちなメンタリズムだと思います。

特に技術者に多いですが、サービスを作ることが第1目標になってしまい、その後せっかく作ったサイトを放置してしまうことが多々あります。

これについては反省していて、私も完成したということに大きな満足感を得て、マネタイズのことまで考えが回りませんでした。

良いサービスを作れば勝手に人が集まるというのは幻想です。

本当に稀です。

ましてや勉強しながら作ったwebサービスが良いサービスになるということはほとんどないでしょう。

良いサービス、プロダクトを作るということと同じくらい、集客すること、使ってもらうことも大事であり、難しいということを実感しました。

副業としてwebサービスを作る前にも思っていたことだったのですが、やってみて、それをより強く実感することができました。

自作のウェブサービスのマネタイズは「広告枠の設置」という手がある

じゃあ副業で自作のwebサービスを作っても稼げないの?

夢はないの?と思われてしまうかもしれませんが、そんなこともないということだけ書いておきます。

流入が稼げない!広告も踏まれない!

でもお金を稼ぐ方法があります。それはサイトに「広告枠(リンク)を設置」することです。

今回自作したウェブサービスにも広告枠を設置しています。

副業としてウェブサービスを作ったのであれば、広告枠、リンク枠を作成して営業するのが吉

実はこれは当初全く想定していないことでした。

広告を貼ってくれるように言っていただいたのは地元のプログラミング教室を主催されている方です。

ひょんなことからその方と知り合ったのですが、Djangoでオリジナルのウェブサイトを作成したと言ったところ、広告を載せないかと提案をしていただきました。

現在、月2万円で広告を載せています。

月2万円をクラウドワークスの副業で稼ぐとなると、初心者のうちは大変です。

流入としては雀の涙もないほどのサイトです。

それでも、こうした形で収入を得ることができるということは考えてもいませんでした。

流入をいかに稼ぐか、いかにユーザーからお金をもらうか、いかに広告を踏んでもらうかばかり考えていたためです。

今は広告をつけてくださった方に恩返しする気持ちで、ウェブサービスの改修をおこなっています。

クラウドワークスなど、案件で稼ごうと決めている方にはあまり実りある話ではなかったかもしれません。

しかし「ウェブ開発、ウェブ制作」を個人でできるようになれば、このような形でPythonの副業を行うことができるということをお伝えできればと思った次第です。

Python未経験者であれば、一度Webサービスを作ってみることをオススメします。

Pythonはウェブサービスの開発ができなくても副業できますし、稼げます。

それは今回の分析結果からわかりました。

しかし「ウェブ開発」系の案件の方が単価が高く、依頼数も多いということも分析の結果からわかっていることです。

そのため、Pythonでもできて損がないのはウェブ開発、ウェブ制作の知識であると思います。

しかし初心者がいきなりウェブ開発を副業として生業にできるとは思いません。

まずはDjangoを使って、自作のウェブサービスを作ってみるのが良いと思いました。

未経験者の場合、成果物があれば、クライアント側もあなたの実力を測りやすくなるというメリットがあります。

また、もしかしたら集客が成功し、大人気のウェブサービスになり、広告収入を得ることができるようになるかもしれません。

そうでなかったとしても、自分の実力を証明できるサイトを一つ持つことで、自己の能力をアピールすることができるようになるでしょう。

それはpythonを使った副業を進めるに当たっても、有用なはずです。

結論:Pythonでも副業は稼げる。スキルとしてWeb制作をできるようになるともっと稼げる

Pythonの副業に関するエントリでした。

副業への熱は年々高まるばかりです。

今回調べてみていいろいろなことがわかりました。

クラウドワークスのデータから、Pythonでも稼げるということがわかりましたが、国内ではRubyの方が需要としては高いように感じます。

世界的に見ると、Pythonが流行っているように思われがちです。しかし国内ではそれほど盛り上がりを見せていません。

機械学習への興味関心はあるものの、まだ需要とまではなっていないようです。

元々日本は世界の流行の波から遅れがちな国のように感じます。

この先10年はPythonを勉強している人が強いかもしれません。

なので、今のうちにPythonを勉強しておく方が良さそうということは言えるでしょう。

将来的に、Pythonの副業として需要が高まると思われます。

もしもPythonを勉強するにあたり、「独学では厳しいのでは」「最短距離で実力をつけたい」という人はプログラミングスクールを利用してみることも選択肢の一つだと考えています。

書籍ではどうしても壁がありますよね。

例えば開発環境でつまづいてしまい、プログラムを動かすまでに至らなかったり、そもそも机に向かうモチベーションが沸かなかったりということになりかねません。

副業なので、難しい案件を受けすぎてしまうことはしてはいけません。

着実に実力をつけつつ、稼げるようになっていく道を見つけることがベストですね。

以上です。

読んでいただきありがとうございます。