日商簿記ネット試験ってどんな感じ?カンニングはできる?筆記試験との違いやネット試験の勉強法について解説!
日商簿記検定3級2級で2020年12月新たに始まったネット試験。
今回は、ネット試験とは何かとネット試験の勉強法について、そして従来の筆記試験とネット試験では何が違うのか?を解説していきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
日商簿記検定ネット試験とは
日商簿記検定3級2級では、筆記試験に加えてネット試験もできるようになりました。
筆記試験は、紙のテストに解答を書いていくタイプでしたが、ネット試験はパソコン画面上に解答を書いていくタイプです。
一見、「ネット試験だから自宅から受験ができるのでは」と思われがちですが、そうではなく全国各地にあるテストセンターへ行って受験するのがネット試験です。
テストの時間は、3級が60分で2級が90分です。
日商簿記検定3級2級のみネット試験か筆記試験を選択ができ、日商簿記1級には筆記試験しかありません。
日商簿記検定ネット試験はカンニングできる?
結論、できません。
なぜならば、隣り合う席の問題と自分の問題の内容は全く違うからです。問題は個々にランダムで出題されているため、たとえ隣や前の席の回答が見えてしまったとしても、自分の問題とは違う問題を解いているため意味がありません。
参考:日商簿記ネット試験が開始!カンニングされないの?不正行為対策は大丈夫?
日商簿記検定ネット試験の勉強法は?
ネット試験は、筆記試験とは勉強法が少し違います。
筆記試験は、問題文を見て解答を書いていくタイプでしたが、ネット試験はパソコン画面に問題文が表示され、解答を画面上で入力していくタイプです。
そのため、勉強法としては、筆記試験の勉強法ではなく、パソコン画面に問題文が表示され、解答を画面上で入力する方法をマスターしておく必要があります。
特に、普段からパソコン操作に不慣れな人は限られた試験時間での操作ができない可能性がありますので、ネット試験の流れを解説している動画がありますので、事前に動画を視聴して流れを掴んでおくと良いかもしれません。
また、ネット試験は問題文が画面に表示されるため、読解力も重要となってきます。
勉強法としては、まずは問題文を読み、その問題文に解答を画面上で入力する方法をマスターしておくことが大切です。
日商簿記検定ネット試験の対策方法は?
ネット試験の対策はまず、どのような流れでネット試験を行うのかを把握しておきましょう。筆記試験とネット試験で大きく違うのは「画面上で解答していく」という点だと思います。
筆記試験では、常に問題用紙に記入していくという動作のみですが、ネット試験は配布されたメモ用紙に記入しながら問題を解いてから、画面上で解答をしていくことになるため、筆記試験よりも解答までの動作が遅くなってしまう可能性があります。 そのため、ネット試験の対策をするときは、「画面上で解答していく」ということを意識して勉強していくことが大切です。
日商簿記検定のネット試験と筆記試験の違いは何?
日商簿記検定のネット試験と筆記試験では、おおむね次のような違いがあります。
- ネット試験は1年間に何度も受験が可能
- ネット試験は試験日程が決まっていない
- ネット試験は全国にたくさんあるテストセンターで受験する
- ネット試験は迅速に問題を解く力が必要になる
このような違いがあるので、筆記試験と比較して、ネット試験は若干難しいと言えるでしょう。
また、テストセンターの場所も問題があります。住んでいる場所からテストセンターまで遠方になってしまう可能性があるからです。
それに比べて筆記試験では、全国にある商工会議所が会場になったりと、住んでいる場所から試験会場まで近い場合が多いので、テストセンターに向かうまでに疲れてしまって試験で100%の力が出せない、という事は起きにくくなると考えられます。
ネット試験は、試験日程を自分である程度自由に決めることができるため、自身の日程に合わせて計画をして試験に望むことができますが、筆記試験では自分で日程を決めることができないため、指定された日に問題が発生してしまうと、試験が受けられません。
このような違いがありますので、自分に合った試験方法を選ぶ必要があります。
▶︎テストセンターの場所を探す場合はこちら
▷筆記試験(統一試験)を実施する商工会議所を探す場合はこちら
日商簿記検定ネット試験のサンプルはあるの?
日商簿記検定におけるネット試験は、従来の筆記試験とは違い、 日商簿記検定試験センターから公開されている試験問題を用いて試験が行われます。
残念ながらネット試験のサンプルのみを提供しているサイトはありませんが、ネット試験対策プログラムダウンロードが付いている書籍も販売されていますので、ネット試験のサンプルが必要な方はそちらの購入をおすすめします。
ネット試験対策プログラムダウンロード付き書籍はこちら
今回は以上になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。