【2023年11月CBT方式試験開始】FP3級を独学で勉強して合格するのは難しい?最短で受かる勉強法や勉強スケジュールを合格者が公開します!

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こんにちは

今回は、ファイナンシャル・プランニング技能検定3級(以下、FP3級)を独学で勉強し合格する難易度について解説します。

FP3級は2023年11月からCBT方式の試験が始まったばかりで、受験を考えている方にとっては不安や疑問が多いかもしれません。そこで、この試験について詳しくまとめてみました。

私自身が2023年9月の試験に独学で挑み合格を果たした経験があるので、その体験を基にして具体的なアドバイスを交えながら解説していきます。

それでは最後までよろしくお願い致します。

この記事を読めば以下のことが分かります
  • FP3級を受講するメリット
  • FP3級は独学でも合格できるのか
  • FP3級の独学合格で必要な学習期間と学習時間について
  • FP3級の独学に便利なコンテンツや教材
目次

ファイナンシャルプランナー(FP)3級の試験概要

ファイナンシャルプランナーとは、お金に関するスペシャリストになるための資格です。

日本FP協会が主催する試験と金融財政事情研究会(略してきんざい)が主催する試験があり、それぞれ毎年1月5月9月の3回受験するチャンスがあります。

個人の方が自分の意志で受講をしたい場合は「日本FP協会」が主催する試験、銀行などの金融機関で受講を勧められた場合は「きんざい」を受講するのが一般的です。

FP3級の出題形式について

項目【日本FP協会】学科試験【日本FP協会】実技試験 【きんざい】学科試験【きんざい】実技試験 
出題形式マークシート形式
〇×問題30問・3答択一式30問
マークシート形式
3答択一式20問
マークシート形式
〇×問題30問・3答択一式30問
事例形式5題15問
出題科目・ライフプランニングと資金計画
・リスク管理
・金融資産運用
・タックスプランニング
・不動産
・事業継承
資産設計提案業務・ライフプランニングと資金計画
・リスク管理
・金融資産運用
・タックスプランニング
・不動産
・事業継承
下記からどちらか選択
・個人資産相談業務
・保険顧客資産相談業務
試験時間120分60分120分60分
合格基準60点満点36点以上
(6割合格)
100点満点60点以上
(6割合格)
60点満点36点以上
(6割合格)
50点満点30点以上
(6割合格)

試験は「日本FP協会」「きんざい」どちらもマークシート形式で、学科試験と実技試験がありますが、学科試験は同じ〇×問題と3択から答えを選択して解く方式で、全部で60問出題されます。

実技試験に関しては、「日本FP協会」「きんざい」で出題形式が変わります。

日本FP協会の実技試験はマークシート形式で3択から答えを選択して解く方式で、全部で20問出題されます。

きんざいの実技試験は事例形式で全部で15問出題されます。

きんざいは実技試験が2種類あり、自身で「個人資産相談業務」もしくは「保険顧客資産相談業務」を選択して受験します。

「日本FP協会」と「きんざい」どちらも6割以上の正答で合格となります。

受験する時期によって出題内容が変わる?

FPの試験内容は法令改正によって出題される内容が変更される場合があり、それによって正誤が変わる場合があります。

例えば2023年度の場合、2023年1月と5月に実施された試験内容は2022年10月に法令改正された内容が反映されており、2023年9月に実施された試験内容は2023年4月に法令改正された内容が反映されます。

FP3級の合格率について

2023年度のFP3級の合格率は以下の通りです。

2023年9月実施 【学科】74.78%【実技】77.67%
2023年5月実施 【学科】88.25%【実技】86.83%
2023年1月実施 【学科】85.25%【実技】88.34%

引用元:日本FP協会

近年のFP3級の合格率は85%以上をキープしていたのですが、2023年4月の法改正が反映された2023年9月の合格率は、学科74.78%実技77.67%と合格率80%を切ってしまいました。

FP3級試験は難しい?

FP3級の試験は合格率85%以上をキープしている試験ですので、過去問を何度も繰り返し解いて覚えれば合格できると言われていました。

ですが2024年1月試験を最後に今の方式での試験が終了となり、4月からCBT方式に完全移行となります。

CBT方式とは、最近簿記検定試験などに導入されている試験方式で、自身で受験日時を決めてテストセンターと呼ばれる会場で予約し、受験をするという方式で、1年間に何度でも受講することができます。

CBT方式になると毎度ランダムに問題が出題されるので、同時に受験した人でも出題内容が異なるようになっているため、過去問題集というものが作成できなくなり、単純に過去問題集を繰り返し解き、答えを覚え試験に臨むという人は合格が難しくなりました。

FP3級を受講するメリットって何?

FP3級は、金融機関の就職を目指す学生が受講することが多い試験ですが、ほかにもFP3級を受講するメリットはたくさんあります。

FP3級を受講するメリット
税金や保険の仕組みが分かるようになる
社会に騙されないようになる
意外と転職に役立つ
新NISAの勉強にもなる

以下で、項目ごとに詳しく解説していきます。

税金や保険の仕組みが分かるようになる

1つ目は「税金や保険の仕組みが分かるようになる」です。

日本人が普通に暮らしている中で、必ずと言っていいほど関わってくるのが「税金」と「保険」です。

特に、税金は生活していたら勝手に引かれるものが多いのに、税率や制度について意外と分からない人が多いイメージです。

さらに、保険に関しては自動車を所有したら必ず加入しなくてはならない「自動車保険」や、事故や病気などでかかった高額な治療費や入院費を見舞金という形で補ってくれる「生命保険」「傷害保険」について、加入しているけど実はどういう保険なのか分からず言われるがままになっている人が多くいます。

しかし、FP3級を学習すると税金や保険の基礎となる知識を身につけることができます。

社会に騙されないようになる

2つ目は「社会に騙されないようになる」です。

FP3級の学習は、税金・投資・その他の金融に関する基礎知識を得るのに大変有用です。

この知識は個人の財務管理を効果的に行うのに役立ち、さまざまな金融商品やサービスの理解を深めることで、意思決定の際のサポートとなります。

またFPの知識を身につけることは、金融詐欺や不適切な投資勧誘から自己を守るのにも効果的です。

適切な知識があれば、これらの罠に陥るリスクを低減できるのです。

意外と転職に役立つ

3つ目は「意外と転職に役立つ」です。

FP3級を勉強して取得すると、さらに2級を受講することができるのですが2級を取得することで、ファイナンシャルプランナーとして独立できたり、金融機関や保険プランを提案する企業などに転職することができます。

新NISAの勉強にもなる

4つ目は「新NISAの勉強にもなる」です。

2024年から新たに開始される新NISAですが、FP3級では基礎からNISAについて学ぶことができるため、知識が身につけば自身で新NISAの運用をすることができるようになります。

FP3級は独学でも合格できるのか?

結論、FP3級は独学でも合格ができます。

FP3級は合格率が80%以上と高く、試験方法も〇×問題や3択問題なのでどれか選択すれば高確率で正解するからです。

ですが、独学でファイナンシャルプランナーの勉強をするとしても、その人のモチベーションや学習期間によっては、合否が分かれます。

かく言う私も一度ファイナンシャルプランナーの独学に失敗した経験があります。

そこで以下の章では、FP3級受験経験者の私が考える独学に向いている人の特徴を紹介します。

FP3級の独学に向いている人の特徴
普段から勉強する習慣がある人
1日1時間でも毎日勉強ができる人
不動産業や税務関係の業務に携わっている人

普段から勉強する習慣がある人

勉強をする習慣というのは、資格勉強を普段からやっている人という意味ではありません。

普段から疑問に感じたことを自身でネットなどを使って調べたりするなど、自身の知識を広げることを習慣づけている人のことを「普段から勉強する習慣がある人」と表現しています。

ファイナンシャルプランナーの知識は保険や税金、不動産や相続といった様々な知識を身につける必要があり、覚える範囲が広くて挫折してしまう人が多くいます。

そのため、普段から新しい知識をインプットすることが得意な人や、社会人になってからも資格勉強に取り組んで合格した経験がある人は、FP3級の独学に向いているでしょう。

1日1時間でも毎日勉強できれば独学でもいける

「平日は仕事をしてるから勉強せず休日に8時間勉強をする」というスケジュールをたてて独学をしている人を良く聞きます。

ですが、この方法は人によって記憶に定着しない場合があると考えます。

そのため、1日1時間朝起きた時や通勤時間に少しだけテキストを読んだり、問題を解くだけでも毎日継続していけば、無理せず独学でも合格を目指すことができるでしょう。

ただし1日1時間の学習の場合、さすがに1ヶ月で合格というスケジュールでは厳しいので、3ヵ月くらい見ておいたほうが良いです。

不動産業や税務関係の業務に携わっている人は独学でもOK

ファイナンシャルプランナーの試験科目には、不動産業や企業の経理業務など、税務関連の業務に従事する人々が普段から扱う内容が含まれています。

そのため、これらの分野に精通している人にとっては、新たに学習する範囲が限られ、独学が有利になる傾向があります。

FP3級試験勉強の独学に向いていない人ってどんな人?

前項ではFP3級の独学に向いている人の特徴を紹介してきました。

では、FP3級の独学に向いていない人はどんな人でしょうか?

FP3級は合格率が80%以上と高いですが、2024年4月からはCBT方式に完全移行となり、今までのような過去問題集を何度も解いて問題や答えを覚えてしまうような学習方法では、合格が難しいとされています。

FP3級の独学に向いていない人の特徴
普段から勉強する習慣がない人
税金や投資などお金に関することに興味がない人
漠然と「FP3級でも受験しようかな」と考えている人
独学が難しい人は通信講座の受講がオススメです

FP3級の独学に向いていない人の特徴に当てはまってしまった方でも大丈夫です。
通信講座でファイナンシャルプランナー講座を受講をすれば、効率よく合格を目指すことができます。

おすすめの通信講座はこちら

普段から勉強する習慣がない人

FP3級の独学に向いている人で「普段から勉強する習慣がある人」と紹介しましたが、当然普段から勉強する習慣がない人は独学に向いていません。

自身が生活している中で何も疑問を持たず、悠々と生活している人や知識を広めようと考えていない人は、普段から学習する習慣がないのでFP3級を独学で取得しようとすると、挫折してしまう可能性が高くなります。

税金や投資などお金に関することに興味がない人

ファイナンシャルプランナーの出題項目の中に税金や投資に関する項目がありますが、税金や投資などに興味がない人にとっては苦痛でしかない分野で、独学でインプットするのも大変です。

そのため、税金や投資などに興味がない人はFP3級の独学には向いていない可能性があります。

漠然と「FP3級でも受験しようかな」と考えている人

ファイナンシャルプランナーの資格を取得する理由が「なんとなく」「記念受験」などと考えている人は、当然FP3級の独学には向いていません。

何故ファイナンシャルプランナーの資格を取得したいのか?取得したらどんなことに生かしたいのか?など明確な目標を決めてから取り組むようにしましょう。

FP3級独学で学習した時に使用したコンテンツ

私が独学でFP3級の合格をするために使用したコンテンツを紹介します。どれも無料で利用できるので、良かったら活用してみてください。

FP3級を独学で合格するために使用したコンテンツ
studyplus(スタディプラス)
FP3級ドットコム
ほんださん/東大式FPチャンネル

studyplus(スタディプラス)

引用:studyplus公式サイト

studyplusは、東京に本社を置く「スタディプラス株式会社」が運営するサービスです。

自身が学習している参考書や学習用アプリを登録しておくと、自分がどのくらい勉強しているのか可視化されるので、後で見直した時に達成感が生まれたりモチベーションアップにつなげることができます。

また、同じ資格を目指している人と繋がることもできるので、同じ目標に向かって一緒に頑張る仲間を作ることができます。

studyplusはPCサイトもありますが、スマートフォンでも利用できるようにアプリもありますので、気になる方は是非ダウンロードしてみてください。

FP3級ドットコム

引用:FP3級ドットコム公式サイト

FP3級ドットコムは、株式会社スタディワークスが運営しているファイナンシャルプランナー学習用サイトで、3級のほかにも2級や1級を目指す方向けのサイトも運営されています。

FP3級ドットコムでは、過去に出題された問題を何度も学習できるようになっており、無料で会員登録をしておけば自分が苦手な問題も再度解きなおすことができるようになります。

出題科目ごとに問題を設定できるほか、受験勉強中にわからない問題があればFP3級ドットコムにある「FP3級掲示板」を活用することができます。

引用:FP3級ドットコム公式サイト

この掲示板では、同じく受験勉強を行っている仲間が質問に答えてくれるため、不安を解消するのに役立ちます。

私も試験1か月前くらいから使用し始め大変お世話になりました。

一つ残念だったのは、アプリが導入されていないことです。スマートフォンでFP3級ドットコムを利用しようとするなら、サファリでサイトにアクセスする必要があります。

今後、アプリが導入されることを期待します。

ほんださん/東大式FPチャンネル

引用:ほんださん/東大式FPチャンネル

ほんださん/東大式FPチャンネルは、暗記や勉強が苦手な人でも理解しやすいFP技能士試験の解説を提供する、人気のYouTubeチャンネルです。特に「FP3級爆速講義」シリーズは多くの支持を受けています。

私自身も、FP3級の勉強を始めた際にこのチャンネルを利用しました。理解が難しい科目もユーモアを交えて解説されているため、保険や税金など苦手だった分野もスムーズに理解でき、大いに役立ちました。

FP3級独学で使用した教材

この章では、私がFP3級を独学で勉強する際に使用した教材を紹介します。私は以下で紹介するテキストと問題集を2周した後に、直前予想問題集を3周やりました。

こちらのテキストと問題集はすべてオールカラーで作られているため、とてもカラフルで見やすく構成されています。私は、前項で紹介したほんださん/東大式FPチャンネルと併用して使っていたのですが、併用することでより使いやすく感じられました。

実は、ほんださん/東大式FPチャンネル内では別のテキストと問題集をおすすめされているのですが、私個人としてはこちらのテキストと問題集のほうが使いやすいと感じています。

2024年1月の試験までは今までどおり試験が行われるため、あてる直前予想模試が発売される予定ですが、2024年4月からCBT方式になってしまった場合あてることが難しいため直前予想模試の発売がされない可能性があります。

今後は、CBT試験対策ができる教材が別で発売される可能性が高いので、そちらの購入を検討してみるのも良いでしょう。

FP3級独学合格までのスケジュール

私は、2023年9月にFP3級を受験したのですが、勉強を開始したのは2023年4月なので5カ月間勉強をしていました。

なぜ、そんなに時間をかけて勉強をしていたかというと、1つは4月時点で次回の受験申込期間が終了してしまっていたこと、もう1つはこういった資格勉強自体10数年ぶりのことだったので、感覚をつかむためにある程度期間が欲しかったからです。

まずはザックリと学習スケジュールを立てる

まずは、学習を始めるために大まかなスケジュールを立てました。

何月までにテキスト1周目を終わらせるといった感じに決めて、その後に毎日何時間勉強すればよいかと自分の私生活を振り返って、何時に勉強をするかを計画しました。

あとは試しにそのスケジュールどおりに勉強してみて、辛かったら少しやり方を変えてみるを繰り返していました。

studyplusで仲間を作る

前項でも紹介した学習管理アプリ「studyplus」で同じようにFP3級の受験勉強をしている仲間を探しました。

スマートフォンのアプリ版のアカウント画面から簡単にユーザー検索をすることができるので、そちらで同じように頑張っている人を探して、毎日仲間と勉強量を報告し称えあっていました。

疲れたらしっかりと休息を

毎日勉強をしているとやはり、どこかでプッツンと意欲がなくなってしまうタイミングがきました。

そんな日は、一日全く勉強机には向かわず自分がしたいことを思いっきりやったり、ほんださん/東大式FPチャンネルの講義動画だけを閲覧する日にしたり、studyplusで仲間が学習した記録をみてモチベーションを上げていました。

この方法は私の勉強機関が5カ月間と長かったからできたことだと、今では考えています。

FP3級を独学する際によくある質問

この章では、FP3級を受講するときによくある質問を集めてみました。

FP3級を独学する際によくある質問
FP3級の受験会場であるテストセンターってどこにあるの?
FP3級はどうやって受験申し込みをするの?
CBT方式が開始後試験の難易度は難しくなるの?
FP3級最短合格におすすめの通信講座はどこ?
CBT方式になったら過去問題集はどうなるの?

FP3級の受験会場であるテストセンターってどこにあるの?

テストセンターは全国各地に300箇所以上設置されています。

2024年度はゴールデンウィークや年末年始、3月の年度替わりの時期を除けばいつでもFP3級の試験予約をすることができます。

FP3級を受講前にまずは住んでいるところから一番近くのテストセンターがどこにあるのか、調べてみると良いのかもしれません。

FP3級はどうやって受験申し込みをするの?

2023年1月試験までは今まで通りの方法での申し込みなので、ここでは2024年4月のCBT方式完全移行した後の申し込み方法を紹介します。


  1. 日本FP協会もしくは金融財政事情研究会の公式サイトからCBT試験の申し込み手続きをする
  2. 希望するテスト会場を選択して受験日時を予約する
  3. 受験料(学科と実技で各4,000円)を支払う

日本FP協会もしくは金融財政事情研究会の公式サイトからCBT試験の申し込みをします。申し込み方法の詳細は今後、各公式サイトで発表される予定ですが、日本FP協会では2024年4月1日の午前10時から申請ができるようになるようです。

日本FP協会発表のCBT化のご案内はこちら

CBT方式が開始後試験の難易度は難しくなるの?

2024年4月からCBT方式へ完全移行になることに伴い、「試験内容が難しくなるのでは?」「問題が予想できないから難しくなる」といった声を聴きますが、結論難易度自体は難しくならないとされています。

2023年11月にほんださん/東大式FPチャンネルで公開された動画で、CBT試験の難易度に言及しています。

動画によると試験の問題は毎回ランダムに出題され、時には難しい問題が含まれることもあるようですが、多くの問題は一般的でよく出題されるものであり、過去問を繰り返し解いている人であれば合格の可能性が高いとのことでした。

引用:ほんださん/東大式FPチャンネル

FP3級最短合格におすすめの通信講座はどこ?

ファイナンシャルプランナーの3級は独学でも十分合格を目指せますが、その先の2級や1級を目指している人や、2024年4月から開始となるCBT方式に不安がある人は、通信講座を利用すると良いです。

私がおすすめする通信講座は「スタディング」です。

引用:スタディング公式サイト

スタディングはPCだけではなくスマートフォンやタブレットでも学習ができるようになっているので、通勤時の隙間時間を利用して毎日コツコツと学習することができます。

公式サイトにて無料で1回受講をすることができるので、気になる方は是非受講してみてください。

CBT方式になったら過去問題集はどうなるの?

CBT方式では毎回ランダムに出題される問題をPCで回答し、試験問題の漏洩防止のため試験中に使用したメモの持ち帰りは禁止されています。

このため、従来のように過去問題集を作成することが不可能になりました。

しかし、今後は日本FP協会やきんざいが年1回サンプル問題を公開する予定です。この情報を基に、出版社は従来の過去問題集に代わる参考書を作成することになるでしょう。

FP3級ドットコムの管理者も、FP3級ドットコム掲示板で「過去問サイトとして今後どうしていくのか?」という質問を受けた際、以下のように答えていました。

試験問題の漏えいは厳禁、試験中に使用するメモの持ち帰りも禁止です。

年1回サンプル的に問題が公開されるようなので、2024年度以降は年1回の問題更新となる予定です。正直これまで年3回は結構大変だったので、当サイトにとっては助かる面もあります。結局は過去問題ほど有力な学習教材はないので、更新頻度が少なくなってもサイトの有用性は変わらないでしょうし。

逆にCBTがコンピュータ試験ということで、画面上で学習できる教材がこれまで以上に重宝されるようになっていくと嬉しいです。

FP3級掲示板 [0772]通年受験は良い(CBT)|FP3級ドットコム (fp3-siken.com)

まとめ:CBT方式になっても独学で十分合格できる試験です

今回は、FP3級は独学で勉強したら合格は難しいのか?について解説してきました。

FP3級は合格率85%以上をキープしている試験なので、ちゃんと勉強をしていれば独学でも十分に合格できます。

しかし、2023年11月から導入されたCBT方式によって、毎回ランダムに問題が出題されることになったため、過去問題集を何度もやって答えを覚えていくというような勉強方法では、合格することが難しくなります。

そのため、独学で合格を目指す場合はしっかりとスケジュールをたてて、出題科目の内容を理解したうえで試験に臨むようにしましょう。

自身でスケジュールをたてて計画的に勉強することが難しい場合は、通信講座を利用して勉強すると良いです。おすすめの通信講座は「スタディング」です。

通信講座スタディングは、PCだけではなくスマートフォンやタブレットで学習を進めることができるため、ちょっとした隙間時間に学習をして、合格を目指すことができますし、そのままFP2級講座もあるので先を見据えてスタディングを受講してみるのもおすすめです。

気になる方は、無料講座があるのでまずは無料お試し登録をして受講をしてみてください。

本日は以上になります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。