「耳をすませば」の大喜利から、流行りのパターンを研究する。

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最近twitterでよく流れてくるのが映画「耳をすませば」の食卓シーンへの大喜利です。

あまりにも沢山流れてくるのですが、一種のブームに関する栄枯盛衰を研究するにはもってこいだと思ったので考察していきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

「耳をすませば」の大喜利から、流行りのパターンを研究する。

 

「耳をすませば」大喜利について

元の画像は月島雫が両親から成績の悪化について言及されるシーンです。映画では「今、雫がやっていることは勉強よりも大切なことなのかい?」というセリフが当てはまります。そして自分の好きなことであればやってみなさいと続く、肯定的なシーンです。

その画像で大喜利をするというのがなぜかtwitter上で大流行りしました。

大喜利パターンの変化について分析

twitter上で瞬間的なブームが発生することはよくあることです。

最初は元ネタのセリフを少し変えるだけに留まる

上記のように最初のほうは「雫、その~~っていうのは勉強よりも大事なことなのかい?」というフレーズにそって大喜利がなされていることがわかります。

ですが自然とその均衡を破る者が現れます。

フレーズから外れる大喜利が発生

フレーズ後半の「勉強よりも大事なことなのかい?」が「~よりも大事なことなのかい?」というものに変化してきます。これにより自由度の高いフレーズに段々シフトしていることがわかります。「雫が学生である」という枷がはずれて、よりシュールなものへと大喜利が進化しています。

フレーズがなくなっていく

こうなってくると、耳をすませばの世界観からはほとんど逸脱しているといえます。内容も、画像から連想されることというより、自分の経験談(?)のようなものを書き始める者が多くなっていきます。

 

大喜利ではなくコラ画像の作成へ

画像を加工して、さらにそれに対して大喜利をするという、なんというか大喜利というよりも自作自演に近くなっていきます。こうなってくるとすでに耳をすませばの世界観はまったく関係ありません。自分の好きなキャラや趣味の領域、それらの画像から自分の好きなことを言うという、いわゆる「マスター○ーションを見せられる」状態に近くなります。

音声をつける

数は少ないですが、文章として大喜利するのではなく、声もつけてtwitterでアップする方もいました。

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時系列

まとめると「耳をすませば大喜利」の流行の時系列的流れは以下なります。

・原作のセリフの改変

・原作セリフの大幅な改変

・原作に関係のないセリフ、付け加え ブームの兆し

・コラ画像の作成 

・コラ画像での大喜利

・音声や動きを加えるなどの加工

ブーム鎮静化

主観的ではありますが、コラ画像が作られ始める少し前の時期がブームの初期段階で、コラ画像での大喜利がおこなわれているときがブームのピークだと感じました。tweet数の分析をすると、より明確化されると思います。

反応がよかったツイートはどういったものか

ひとつひとつ見ていくと雑なもの、力の入ったもの色々ありましたが反応がよかったツイートについては以下のような特徴がありました。

  • 人気のキャラクターや作品を画像に登場させる。
  • ドット絵化する。(凄い)
  • キャラを増やす、消す(コピペ)
  • 髪の毛をいじる
  • シンプル

セリフもそうですが、画像を加工するにしてもやり過ぎはよくないと思いました。

今回だとポプテピピックやドラゴンボール、モンスターハンターなど、今人気の作品とコラボさせていると反応がいい印象でした。

まとめ

twitter上で突発的なブームが起こることはよくあることです。

そんなブームに自分も乗っかりたいなと思ったとき、以前起こったブームをなぞって行動すれば、どんなものに人気が集まるか考えやすくなるかもしれません。流行にもパターンがあるんだなということが今回なんとなく見えてきたような気がします。

以上です。

読んでいただきありがとうございます。

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