【天才】松任谷由実の歌詞で最も使われている単語は何か分析してみた

豆知識

ユーミンこと松任谷由実さんは優れた作曲センスやメロディーラインで有名な超弩級アーティストです。

ユーミンの起こした画期的なコード進行の数々や、転調などの作曲に関する分析はされていますが、改めてユーミンの歌詞というものにフォーカスをあててみたいと思います。

検索しても、歌詞の深さといった情景描写などが主だった記事ばかりで、システマチックなアプローチをしている人はあまりいませんでした。

今回はPythonのjanomeを使った形態素解析を用いてユーミンの歌詞の秘密に迫ろうと思います。

松任谷由実の歌詞のすごさとは

そもそも歌詞がすごいとはどういうことなのでしょうか?

詩と聞くと「何が言いたいのかわからない」、や「難しそう」といった声をよく聞きます。

若い人などに多い印象です。

松任谷由実さん「詩がすごい」と言われる理由はその「わかりやすさ」と「共感できること」にあると思います。

例えば「やさしさに包まれたなら」の歌詞

小さい頃は神さまがいて
不思議に夢をかなえてくれた
やさしい気持で目覚めた朝は
おとなになっても 奇蹟はおこるよ

「やさしさに包まれたなら」1番出だし

小さい頃は神さまがいて
毎日愛を届けてくれた
心の奥にしまい忘れた
大切な箱 ひらくときは今

「やさしさに包まれたなら」2番出だし

10代に限らず、年をとってしまった人間が心に抱くノスタルジーを見事に歌い上げていると思いませんか?

別に「子供のころは楽しかった」と直接的な文章が書かれているわけではありません。

「小さい頃は神様がいて、不思議に夢を叶えてくれた」のこの1文で一気に聞いている人は「過去を懐かしむ大人」がわかりやすく想像出来ます。

そして歌詞の情景を共感させられるだけのイマジネーションが卓越しているのだと思います。

このようにユーミンの歌詞は「誰でも共感出来て聞きやすい」ものになります。

松任谷由美の過去300曲分の歌詞を分析する

本題に近づきますが、なぜユーミンの歌詞は共感できるのでしょうか。

その謎が解明できれば、自分でもユーミンの歌詞のような素晴らしい詩が書けるのではないかと思った次第です。

松任谷由美さんの歌詞で最も使われている単語は何か調べる

今回調査に使用した楽曲は過去に松任谷由美さんが作曲した

単語(対象楽曲300曲)出現回数
あなた646
私381
の325
よう228
今197
こと185
きみ183
人155
どこ133
何131
時126
恋121
日118
愛116
心116
とき110
夢109
誰106
空102
中95
風94
二88
好き87
さ85
胸83
いつか82
そう77
街74
雨72
それ70
目65
いつ64
涙64
明日62
まま62
ここ62
みんな59
夜59
ひとり57
君56
ひと52
光52
海51
手51
夏51
声51
瞳49
わたし49
思い出49
窓48
最後48
世界48
みたい48
音47
影46
前46
日々45
もの45
ため45
今日45
月42
彼41
たち40
昔40
未来40
きのう39
道38
雲38
頃37
ひとつ37
ふたり37
そこ37
星36
波35
電話35
朝34
失34
全て33
顔33
今夜32
色31
気31
言葉31
ドア30
そば30
場所29
友達28
本当27
部屋27
永遠27
自分27
時間27
肩26
冬26
雪26
遠く25
度25
ぼく25
奥24
夜明け24

恋愛をテーマにした曲が多く描かれている

上位に出ていているKWDを見ると「あなた」「私」「キミ」「恋」「愛」など、恋愛をテーマにした歌が中心に作られていることがわかります。

松任谷由美さんは「OLの気持ちを歌わせたら右に出るものはいない」と言われるほど女性目線で共感を得られる詩が多いです。

ただ恋愛をテーマにした歌を歌うのはどんな人もやっていることなので、松任谷由美さんだけの特徴という訳ではありません。

天気や空、季節と女性の気持ちをリンクさせている傾向が強い

出現回数の多い単語を順に見ていきます。

上記のように「相手」を指す指示語や、恋愛を表すキーワードの次にはどのような単語がきているでしょうか?

「空」、「風」、「雨」、「夜」、「夏」、「海」など空や天候、景観を表す単語が多く見られました。

恋愛をテーマにした歌が多い中、これはどういった傾向なのでしょうか。

分析してみてわかったのですが、松任谷由実さんは恋愛に揺れ動く女性の気持ちを景色に例えて表現することが多いです。

直接な表現は避け、あくまで人の気持ちは周りの景色で表現したほうが多くの人に共感を得ることができるということに気付いているのだと思います。

景色を眺めている場所は「部屋」や「窓」を介していて、「夢」や胸の中であることも多い

上記のほかにも「夜明け」や「波」といった景色を表す単語を松任谷由実さんは使用しています。

そしてそれを眺めている場所は「部屋」であったり「窓」であるようです。

他にも「夢の中」や「胸の中」で、彼氏のことを思っているというシチュエーションが多いようですね。

試しに、ユーミンのような歌詞が書けるか試してみる

分析から松任谷由実さんの歌詞には以下のような特徴がありそうということがわかりました。

  • 恋愛に関する詩がほとんどである
  • 主人公は女性。女性目線の恋愛を歌っている傾向
  • 失恋や悲哀に関する感情を持っている女性の気持ちを歌っている
  • 気持ちを天候や四季などで表現する
  • 主人公が思っている場所は「自分の部屋」または「夢の中」「胸の中」などの頭の中

これをもとにオリジナルの詩を書いてみます。

松任谷由実さん風の歌詞

初花に雨が降る

私は一人部屋の中

あなたとの、思い出を辿る

永遠に二人で歩めると思っていた

時が未来を引き裂いていった

思い出されるのは明るい過去

さんさんと日の光が降り注ぐ中

波の音が近くに聞こえる

あなたの瞳はいつも真っすぐに

私は斜め後ろから眺めるだけ

窓から日が差しここんで

私の心は晴れぬまま

外では雨が降っている

まとめ

いかがでしたでしょうか。

人生で初めて歌詞というものを書いてみましたが、少し松任谷由実さんに似ていたのではないでしょうか?

え?似ていない?

やはりそこはプロのすごさを実感するという意味で、ご容赦ください。

ただ使う単語、シチュエーションの傾向は少しつかめたように思います。

景色と人の心の動きをもう少しリンクさせられるようになれば、それっぽい歌詞が書けそうです。

以上です。

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豆知識

Posted by sensiki