俺はガンダムでいく!映画「レディ・プレイヤー1」感想考察

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スティーブン・スピルバーグ監督最新作のレディプレイヤーワンの感想考察です。

事前情報としては他作品のキャラクターやマシンがクロスオーバーする映画というものしか仕入れていませんでした。

確かに多くのクロスオーバー作品目当てで見るのもいいですが、多くの未来を想像してきたスピルバーグ監督が新たに創造する2045年というものを感じられて良かったです。

ネタばれありです。

俺はガンダムでいく!映画「レディ・プレイヤー1」感想考察

 

概要

レディ・プレイヤー1

・スティーブン・スピルバーグ監督最新作(2018年現在)

 

いまから27年後の世界。人類はゴーグル1つですべての夢が実現するVRワールド[オアシス]に生きていた。そこは、誰もがなりたいものになれる場所。無敵のヒーローやハーレークイン、キティだってなれる夢の世界! ある日、オアシスの天才創設者からの遺言が発表される ーー「全世界に告ぐ。オアシスに眠る3つの謎を解いた者に全財産56兆円と、この世界のすべてを授けよう」と。突然の宣告に誰もが沸き立ち、56兆円をめぐって、子供から巨大企業まで全世界の壮大な争奪戦が始まった! 果たして想 像を超えた戦いの先に、勝利を手にするのは一体誰だ!

 

2045年が舞台の近未来SFアクション

 

VR眼鏡を用いることで電脳世界に入ることができる時代。

 

印象的なのは主人公が住む集合住宅のビジュアル。

落合陽一さんも言っていましたが、さすがに実際の2045年にこういう住宅街があるかといわれると、なかなか難しいと思います。

というのもオアシスの説明はふんだんに盛り込まれていますが、現実世界の説明はあまりにも少ないです。

反乱軍ってなに?2045年の街並みってどうなってるの?まだガソリン車?

自分で書いておいてあれですが、そんなことはこの映画には不要ですね。

あくまでVR世界を救うお話ですから、現実世界を描くのはそんなに重要ではないのです。

 

多くのクロスオーバーを実現

 

仮想世界ですから、自分の姿も自由に変えられます。

性別も変わるので、勘違いして、現実世界で会ってみたらがっかりしたみたいなやり取りも多そうです。これは劇中でも言われていますね。

そんな設定を生かして、多くの別作品のキャラクターが登場しています。

挙げ始めたらキリがないですし、正直全部わかりません。

とりあえずキティちゃんが冒頭に一瞬いるのは確認しました。

見つけていない人がいたら探してみて下さい。

 

俺はガンダムでいく!個人的ベストシーン3選

 

デロリアンと金田バイクのレース

 

第1の鍵入手のため、各自が用意した乗り物でレースに参加。

主人公が乗るのはバックトゥザフューチャーに出てくるタイムマシン「デロリアン」。

ヒロインがのるバイクはAKIRAに出てくる「金田のバイク」です。

もうなんというか・・・最高でした。

バックトゥザフューチャーもAKIRAも世界的に未だ根強いファンを持っていますが、かくいう私も大ファンです。

その2台巨頭の代表的な乗り物がレースを繰り広げる・・・それだけでもう笑いがこぼれそうでした。

 

デロリアン

バックトゥザフューチャー

「世界で初めてタイムトラベルをした車」

 

スピルバーグ監督の作品でまたこの車が躍動するシーンを見ることができるとは・・・。

クッソかっこよかったです。

デロリアンの扉はガルウィングになっているので、レースなどの混戦では扉を上にしておくと、どこにいるか一目でわかりますね。実際最後の戦闘では扉を開けっぱなしでしたし。

またバックトゥザフューチャーではデロリアンは空を飛べるように改造されています。

車のタイヤが地面に対して平行に変形して浮き上がるのですが、レディ・プレイヤー1でも一瞬変形がおこなわれていました。

流石に浮き上がるのはルール違反なのか、実現しませんでしたが。

ちなみにレース終了後、アルテミスがパーシヴァルに「マクフライ」と言っていましたが、これはバックトゥザフューチャーの主人公「マーティ・マクフライ」のことです。

デロリアン繋がりでの小ネタでしたね。

 

金田のバイク

 

AKIRAより金田のバイク

「やっとモーターのコイルがあったまってきたところだぜ!」ラッセーララッセーラ

 

金田のバイクは「AKIRA」で映画冒頭チンピラとのチェイスがあまりにも印象的ですね。

「ピーキーすぎてお前には無理だよ!」のセリフも合わせて有名。

赤のボディがカッコいい。

車輪の部分から出る緑の光が個人的にツボです。

CGとはいえ、実写映画に出てくるのは初めてではないでしょうか。

 

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ガンダムVSメカゴジラ

追い詰められた敵が出してきた巨大兵器メカゴジラ。

集まってくれた仲間達がどんどんやられていくなか、満を持して登場したのがガンダム!

ここ好きなシーンに挙げる人は多いのではないでしょうか。

ガンダム

「俺はガンダムでいく!」

三船敏郎キャラがガンダムに変身するのは見ていて面白かったですが、これは日本人では思いつかないですね。

メカゴジラに対抗しますが、3分しか変形してられないらしく、あえなくやられてしまいました。

この3分ってもしかしてウルトラマンをモチーフにしてるんですかね・・・。

あと登場時のかっこいいポーズについて

「レディプレイヤー1」に出てくるのは初代ガンダムですが、かっこいいポーズはZZガンダムのものです。

ま、かっこよければなんでもあり!

メカゴジラ

 

強かったですねメカゴジラ。

個人的にはゴジラのテーマが流れたのがすごくグッときました。

そういえばスティーブンスピルバーグ監督は「ゴジラ」が日本映画で一番最初に見た映画だと明かしていました。

てっきり三船敏郎映画や黒澤明監督作品だと思っていたので、これは以外でした。

ゴジラの影響力の大きさを痛感する限りです。

 

GOODサイン

 

「人間がなぜ泣くかわかった - ターミネーター2」

まさかこのシーンが使われるとは笑

劇場でも笑いが起きていました。

 

ラストのハリデー考察 

 

レディ・プレイヤー1はスピルバーグ監督も話していましたが、かなり皮肉がない映画になっています。素直なつくりという意味です。難しい映画ではありません。

ですが、一つ観客に想像の余地を残した部分もありました。

ゲームをクリアしたウェイドに死んだはずのハリデーが語り掛けます。

「現実はリアルだから」

そしてパーシヴァルは返します。

「あなたはアバターじゃない。それではあなたは?」

これについてハリデーは答えませんでした。これはいったいどういうことなのでしょうか考察してみたいと思います。

 

説1 実は死んでない。

 

ラストシーンで、ハリデー博物館の案内人はNPCではなく、オグデン・モローであることがあかされます。

つまりゲーム内にNPCは出てきません。出てきていないだけで実はいるかもしれませんが、もしNPCがいない世界であるとしたら、ハリデーは生きていないと辻褄が合わないのです。

ハリデーは死んだふりをして、実は1プレイヤーとして世界のどこかでゲームをプレイしているのかもしれません。

 

説2 AI 

 

前述のように、劇中のオアシスにはNPCが出てきません。

「ハリデーは死んだ」とラストシーンで言われているので、仮に本当にハリデーが死んでいるとしたら、最後の人物は一体だれなのか。

それはハリデーのAIではないでしょうか。ハリデーは自分の死期が近いことを悟り、ゲームに自分の分身であるAIを作った。オアシスをプログラミングできる人間であればAIプログラミングについても相当の知識があるはずです。

ハリデーは死に、AIだけがゲーム内に残った。

そしてそのAIは3つの試練を管理するアノラックとなり、プレイヤーを見続けていたというような感じです。

 

 最後に

 

まだ見たことのない世界を描かせたら確かにスピルバーグ監督を超える人はいないのかなぁと思わせられる出来でした。

使われているBGMは80年代のものばかりなのに、不思議と近代的なCG映像にマッチします。

スピルバーグ監督もこの映画は日本人に合うだろうということをインタビューで語っていました。

 

まだ見ていない人は是非3D吹き替えで見ることをお勧めします。

映画館の迫力でこの映画は体験するべきです。

以上です。

読んでいただきありがとうございます。

 

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