主人公が怖い「はねバド」という漫画が面白い

2018年4月5日

広告

最近めっきり漫画というものを読まなくなりましたがふと立ち読みした「はねバド」という漫画がとても面白かった。バドミントンを題材としたスポーツ漫画です。

が巷で言われているように主人公がとても怖いです。その怖さも魅力の一つだと思いますが今回はその「はねバド」について所感等をまとめておこうと思います。

よろしくお願いいたします。

主人公が怖い「はねバド」という漫画が面白い

はねバドとは

県立北小町高校バドミントン部のコーチになった立花健太郎。部員数が足りず団体戦にも出られない部を立て直せないかと悩む中、校庭の大木を難なく駆け上る運動神経抜群の少女「羽咲綾乃」を見つけ、なんとか勧誘しようとするが、彼女はなんとバドミントンが嫌いだった! 目指せ100倍青春、バドミントン部ストーリー開幕!

出典:アフタヌーン公式サイト

 

とてもかわいい女の子が描かれていますね。

こちらの女の子が主人公の羽咲綾乃(はねさき あやの)です。

題材はバドミントンのスポーツ漫画で、「才能(天才)」というキーワードを巡る熱い対決が繰り広げられています。

人物の心情にスポットを強く当てている印象で、部活動でスポーツに熱中していた方であれば必ず共感できるキャラがいるように構成されていると思います。

 

主人公がどんどん怖くなっていく

おそらくこの漫画を読んだ人の多くが絵柄の変化に驚いているようです。

以下は主人公羽咲綾乃の1巻とその後の話での絵柄比較です。

1巻の羽咲綾乃
1巻の羽咲綾乃

目に輝きがあってとてもかわいいですね。

続いて少し時間が経った後の試合中の羽咲綾乃です。

試合中の羽咲綾乃 右(単行本8巻)
相手にスマッシュを打ち込む羽咲綾乃(8巻)

あれ、読む本間違えたかな?と思ってしまうような画風の変化ですね。

もう目が完全にイッテマス。

外見もそうなんですが、言動も合わせて変わっていきます。

得点をあげて喜ぶ羽咲綾乃

相手がこざかしい真似をしてきたときの羽咲綾乃

切り抜き方が悪意あるものになってしまっているかもしれませんが原作の4巻あたりから常にこんな感じです。

個人的には怖いほうの画風が琴線に触れているので問題はありませんがもしかわいい画風が気に入って読み始めた人がいた場合は戸惑ってしまうかもしれません。

物語の進行上、主人公が怖くなっていきますが、話は才能を巡った弱肉強食の世界を描くようになっていきますので外見が怖くなっても実はそれほど違和感なく読者は変化に対応できると思います。

「才能」にまとわりつく大人達の描写が生々しい

はねバドの物語には多くの才能というキーワードが出てきます。

スポーツものではよくあるテーマですが、

他の才能を取り扱った漫画ですと例えば主人公は才能がある人間で、途中自分よりも才能あふれる人物にぶつかりそれを努力で乗り越えるというものが一般的かと思います。

はねバドについても基本はこれに沿った内容です。

他の漫画との違いはどこかと言われると「天才の周りにいる大人達の描写が生生しい」ということでしょうか。

才能を作る仮説をたてる大人
自分の娘に才能がなかったことを思いながらこのセリフを言う主人公の母親

このはねバドを読んでいてある違和感をとても感じていました。

それはこの漫画に出てくる所謂強キャラ達の人格形成がみんな失敗しているんじゃないかというところです。

例えば試合後のインタビューでまとも受け答えしている選手はほとんどいません。

自分のやりたいように周りを顧みず勝手に動いています。言動もあまり人のことを考えていないようなそぶりです。

そんな子供たちの周りには才能を追求するこれまた身勝手な大人がたくさんいます

描き方の順番が子供→大人だったので、大人キャラが登場してからは身勝手な子供たちに納得がいきました。

大人達が見ているのは子供たちではなく、子供たちのもつ「才能」です。

実際主人公の母親と主人公は気持ちの上で現在すれ違いを見せています。

確かに才能がメインのテーマになっていますが、サブテーマとして才能を大人側はどう扱うべきなのかという面もこの漫画から見えてきます。

ピンポン好きならハマるかも

 

出典:ピンポン(1996年)

同じく才能というものにスポットを当てた名作で松本大洋の「ピンポン」があります。

同じように感じている人もいるようですが画風がピンポンに似てきているように感じます

特に飛び散る汗の描写の仕方やネットの描き方がそうでしょうか。ぶれた線をそのまま使うあたり似ていますかね。

ピンポンは天才の上にヒーローという存在を設定することで強者にも救いをささげることができるように構成された漫画です。

今後はねバドが才能というものについてどんな結論をつけるのか要注目です。

まとめ

  1. はねバドを読んだら面白かった。
  2. ピンポン好きならハマるかも
  3. 才能に憑りつかれた人達のお話
  4. でも才能がない人もしっかり描写されている。
  5. スポーツをしていた人におすすめ!

以上です。

読んでいただきありがとうございます。

才能というものについては人間なら必ず1度は考える永遠のテーマです。

多くの漫画が才能についての描写をしていますがこのはねバドが終わるときどういう結論をつけるのかとても気になります。

面白い漫画を見つけるととてもうれしいものですね。今後も読み続けていこうと思います。

バドミントンですが日本は男女ともに世界トップレベルにも関わらずあまりテレビなどでは取り扱われません。

前例でテニスの王子様が流行ったことでテニスの試合がニュースでも流れるようになったことがありましたが是非バドミントンもこういった漫画からバドミントン人口が増え、テレビでも取り扱われるようになるといいなと思います。

ありがとうございました。

 

追記

 

創作において「才能」を取り扱うということは万国共通のようですが、「ギフテッド(先天的才能)」という洋画が面白かったです。レビューを書いていますのでそちらも是非

 

追記2

はねバドアニメ化!やったね。

はねバドが歴史に残るスポーツ漫画になるかもしれない

The following two tabs change content below.
sensiki

sensiki

名前:sensiki 職業:サラリーマン。いわゆる理系男子で大学からプログラミングを学び仕事でも活用中。好きな言語はPython。流行に疎いこともあり最近の話題を独自の視点でまとめていこうと思いブログ開始。スクレイピングや統計を用いたエントリを書きたいと思いまながらツールを作成中。